4話の続き ページ8
やっぱりお兄ちゃんや。
「あ、部活見て周ってて…」
「そうか。で、入りたいのあったか？」
「いや、まだ…なんやけど、えっと……」
バレー部の事を言おうか迷っていると笑恋ちゃんが喋りだした。
「私、眉本 笑恋っていいます。色々部活見たんですが決まらなくて、バレー部のマネージャーとかは募集してないんですよね？」
「いや？」
「「え？？」」
え、募集してんの？この状態で？
いやクラスの子の会話を盗み聞ｋ……
聞いた限りでは宮兄弟のファンはガチ勢が多くてトラブル起きまくりって聞いたけど??
｢募集してないわけやないけど、宮侑と治のファンばっかりなんや。俺たちは本気でやっとる。やから部員目当てっぽいやつは断っとるんよ。｣
まぁ、そういうことでしょうね。でもそうだよね。みんな本気なのにさ、そういう人たち、迷惑だよね。
私は別に恋愛云々はどうでもいい。
やけど、やからって私がマネをするのはなんか違う気がする。
私多分、、、ぶっちゃけ言うと使えないから、うん。
｢笑恋ちゃん、私はやめとくわ。私に務まるとは思えんし笑｣
私はお兄ちゃんの顔が見れんくて、下を向いてそう言う。
｢伊桜……分かった。すんません先輩。今日はもう帰りますね。｣
ぺこりと小さくお辞儀をした笑恋ちゃん。私は回れ右をして帰ろうとした。
そんな私をお兄ちゃんは引き止めた。
｢やったら、見学だけでも来おへんか？正直言ってマネおらんのはキツイねん。2人もおったら助かるんやけど…｣
｢いやいいで｢行きます！｣｣
｢えっ、、｣
言うのが遅くなったが元バスケ部笑恋ちゃん。動いてないと死んじゃうタイプなのかな？大丈夫そ??
結局笑恋ちゃんからの期待の眼差しととお兄ちゃんの何気ない圧に負けて部活動体験することになった。
てかもうあと1時間しかないけどね。7時完全下校でしょ？片付け含めたらあと30分くらいしかないじゃん。
そう考えているのは私だけではないようで、体験は明日行くことになった。
今日はギャラリーから見学。帰りは北さんが送ってくれるからそれまで待っとくらしい。
ギャラリーに行ってみると、女子の多いこと多いこと。みんなこれでよく集中できるな…。
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紗々(プロフ) - のりりんさん» お話内でも書きましたが、ありがとうございます！面白いなんて言ってくれて…(感激) (2021年3月28日 22時) (
レス) id: 41a73f412a (このIDを非表示/違反報告)
のりりん - とても面白かったです！更新待ってます！ (2021年3月28日 6時) (レス) id: a9987baaee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗々 | 作成日時：2021年3月27日 11時
