10話．体育会当日 ページ27
いよいよ体育会当日。ちなみに角名先輩は笑恋ちゃんと同じ紫、銀島先輩は黄、大耳先輩と赤木先輩は緑、アラン先輩は青らしい。それぞれのチームの中にさらに3つチームがあって、同じスポーツ同士が1回戦から3回戦にかけて戦うという仕組みになっていた。
ちなみに対戦相手はくじ引き。私達赤は、青と対戦することになった。当然だけど笑恋ちゃんはバスケね。石澤くんもバスケね。緑チームだけど。
なので、タイミングとか気にせずに気軽に話しかけれる人がいなくて待機の時間なんだけど、すごい暇なう←
そして何故か宮兄弟に挟まれてるなう。女子の視線が痛いから今すぐ離れて欲しいですね。ソーシャルディスタンスでオネシャス。
クラスではもう決まった女子のグループができてしまっているわけで、コミュ障の私はその輪に入れず。
え？臨海学校で仲良くなったんじゃなかったのかって??その時はさ、ほら。共同作業が多かったし、話さざるを得ない状況だったじゃん。だから、女子グルから2mほど離れたところの壁に背中をついて座ってたの。
そしたらなんかスッ、って横に座ってきたの。
侑｢伊桜ちゃん、何回戦で出るん？｣
治｢は？ツムお前、何でこっちおるん。しかも何でちゃん付けで呼んどんねん。キモっ！｣
侑｢はぁ？俺はちゃんと伊桜ちゃんに許可貰っとるからな！なぁ伊桜ちゃん！｣
そして横で喧嘩し始めたよ…。お兄ちゃんが委員会の臨時集合かかっておらんくて良かったな2人とも……。(お兄ちゃんは3回戦)
｢は、はい。｣
治｢なっ?!｣
侑｢ほら、言ったやんか。残念でしたぁ、治くんww｣
治｢こんのっ！なぁなぁ伊桜さん、俺もちゃん付で呼んでええか？｣
｢え、はい。いいですけど…｣
治｢よっしゃあ！！見てみぃツムw｣
ちょっ、ほんとに周り(特に女子)からの視線が痛いから。やめろや。横で言い合いをしている双子。
今度はLINEの話になって、治先輩ともLINEを繋げた。
なんて幼稚な喧嘩なんだろう……。そうこうしているうちに、1回戦が終わったようだった。私は未だに喧嘩をしている2人を置いて立ち上がる。
侑｢あっ、伊桜ちゃん2回戦なんや！頑張ってな！｣
治｢残念やったなぁ。俺も2回戦やねん。｣
ニヤリと治が笑う。
侑｢はぁん?!伊桜ちゃん！俺、3回戦やねん。応援しとってな！｣
｢あ、が、頑張って下さい…(苦笑)｣
侑｢おんっ！カッコええとこ見せたる！！｣
治｢伊桜ちゃん行こうや。｣
侑先輩を冷めた目で一瞥して私を呼ぶ治先輩。
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紗々(プロフ) - のりりんさん» お話内でも書きましたが、ありがとうございます！面白いなんて言ってくれて…(感激) (2021年3月28日 22時) (
レス) id: 41a73f412a (このIDを非表示/違反報告)
のりりん - とても面白かったです！更新待ってます！ (2021年3月28日 6時) (レス) id: a9987baaee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗々 | 作成日時：2021年3月27日 11時
