9話．�� 委員会 ページ23
体育会まであと3週間。そんな中で体育会前日当日に各委員の人がスムーズに立ち回れるようにと第2視聴覚室で委員会が開かれた。
前も言ったように私は厚生委員だから(3話参照)、今石澤くんと第2視聴覚室に向かっているわけで、決して行きたい訳では無い。
視聴覚室の前で出くわした人は、あの銀髪の方の『宮先輩』だった。
｢あ、こんにちは宮先輩。｣
｢あれ？部活では治先輩やのに何で今は宮先輩なん？ツムもおるんやからどっちか分からへんやんw『治』の方でええよ。｣
｢あ、は、はい…｣
ちょっとやめてよ！横に綺麗な先輩(もう1人の厚生委員)がいたからちょっと気を使ったのに…！ほら見てよちょっと睨まれてんじゃん私！！
そんな私の救ってくれたのが、プロフィールにドジと書かれていながら作者がクソ(おい)な為に全くドジを発揮できていなかった真の陽キャ石澤くんだった。(一息)
｢ちわっす！俺、バスケ部の石澤 和斗言います！よろしゅうオネシャス！！｣
はい出たオネシャス。え、何？運動部はみんなオネシャス、なの？？笑笑
ここまでは良かった。石澤くん。うん。でもその後の言葉で宮治と女子の綺麗先輩(仮)、私の3人は凍りついた。
｢お2人お似合いっすね！羨ましいっす！
なっ！伊桜！！｣
｢｢｢ん？？？｣｣｣
｢え？｣
｢ちょちょちょ、石澤くん?!2人は別に付き合っとるんやないんやない??｣
こんな人がいっぱいいるところでしかも大声でこんなことを言えちゃう石澤くんに、もはや感心した。ほらみんな見てるよっ！
｢や、やだぁ！うちらそんな関係に見えるぅ〜?!恥ずかs、｣
｢あっ、そうなんすか?!すんません！！じゃあ行こうや伊桜！｣
｢え？う、うん…｣
綺麗先輩の言葉を無意識に無視し、さらに何事も無かったかのように私の手を引いて視聴覚室に入る石澤くんの背中を私は母親の気持ちで見つめていた。ごめんみんな。石澤くんはドジというより無神経だわ。うん←
治｢………｣
｢……今回はこのくらいや。みんなで力を合わせて体育会成功させましょう！｣
熱血タイプであろう、厚生委員長の3年野球部員が大きな声で言った。
｢何で野球部やのに厚生委員なんやろな？普通は体育委員とかやない？w｣
私は配られた資料を1つにまとめたりして帰る準備をしながら、委員長に聞こえんように石澤くんにこそっと言ってみた。
｢食べるのが好きなんやない？w｣
｢ちょっ、やめてwジワるやんww｣
｢もうジワっとるやんけ爆笑｣
｢www｣
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紗々(プロフ) - のりりんさん» お話内でも書きましたが、ありがとうございます！面白いなんて言ってくれて…(感激) (2021年3月28日 22時) (
レス) id: 41a73f412a (このIDを非表示/違反報告)
のりりん - とても面白かったです！更新待ってます！ (2021年3月28日 6時) (レス) id: a9987baaee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗々 | 作成日時：2021年3月27日 11時
