1話．北さんの妹 ページ2
＿＿＿鳥のさえずりが聞こえる。皆さんおはようございます。北 伊桜です。そう、『北さん』の妹です。今起きたんですが、時計を見ると7時半。うん、急がねば。そう思いながらも私は体を起こせずに桜色の天井を眺めていた。すると、コンコンとノックがなった。
「おはようさん。なんや、起きとったんか。勝手に入ってもうてすまん。けどはよ準備し。今日、入学式やろ」
「へ？にゅ、入学式？」
お兄ちゃんの口から出た入学式という単語。何それ。私そんなの知らない。
「俺は朝練あるから先行っとくで。｣
｢てかお兄ちゃん、部屋に入ってこないでって言ったじゃん。｣
｢ノックはしたで？｣
｢そういう問題やなくてぇ…！もういいよ。やからはよ出てって！｣
私はいじけながら、そもそも部屋にはいられたくないんだと言おうとしたがお兄ちゃんにそれは無駄だと思い制服に着替えて１階に降りた。
降りるとお兄ちゃんはもういなかった。着替えてる間に行ったんだろう。
「お母さん、いないのかな？…あぁ、仕事か。」
朝ご飯を探してテーブルを見ると朝食らしきもの(絶対そう)と、何かのメモ書き。
『伊桜へ
朝ごはんはちゃんと食べろよ 兄ちゃんより』
「……食べよ。」
お兄ちゃん、何だかんだ優しいんだから…。さっきは少し言い過ぎたかな？
((ちょっと短いかなすみません^^;))
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紗々(プロフ) - のりりんさん» お話内でも書きましたが、ありがとうございます！面白いなんて言ってくれて…(感激) (2021年3月28日 22時) (
レス) id: 41a73f412a (このIDを非表示/違反報告)
のりりん - とても面白かったです！更新待ってます！ (2021年3月28日 6時) (レス) id: a9987baaee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗々 | 作成日時：2021年3月27日 11時
