銀ちゃん、結婚してたアルか？！

第伍話 身分証明 ページ6

貴方side

沖田「旦那ぁ、結婚してたなんて聞いてんやせんぜィ。しかもこんな美人と……」

今は、驚いていた沖田さんたちを万事屋の中に入れました！
銀時は、意味わからんみたいな顔してる。そりゃね、嫁が警察と一緒にきたらびっくりだろうねぇ。

銀時「あぁ。で、何で（人1）は捕まってんだ？」

貴方「そう！銀時！私の身分証明をして！！」

銀時「は？」

沖田「そいつ、桂と一緒にいたんですよ。仲間なんじゃねぇかと思ってねぃ。」

銀時「なんだ、そう言う事か。俺はてっきり何人かあの世に送っちまったのかと……」

貴方「なんでよ！！」

銀時「まぁ、コイツは正真正銘俺の嫁さんだから安心しろ！」

土方「やべぇ、ますます信用できねぇ……」

銀時「なんでだよ！！」

神楽「それは日頃の行いネ。でも、（人1）はいい人アル！わかったらさっさと帰るヨロシ、サド皇子。」

そう言って神楽ちゃんは怪しい笑みを浮かべた。

沖田「おめぇが言っちまうとますます怪しいぜィ。」

神楽「どうしてアルか？！」

新八「アハハハ。でも、いい人なのは本当ですよ。溜まった家賃払ってくれてますし、」

土方「……その年で、苦労してんだな……。結婚する奴を間違えちまって……」

銀時「おーい、土方くん？それは、ほんとにおかしいねぇ……」

沖田「でも、ほんとに旦那のどこに惚れたんですかィ？あんたみたいな人なら他にも男はいただろうに……」

貴方「えーと、私も何で銀時に惚れたのか分かんないんですよね(苦笑)」

銀時「いや、あるだろ？！立ってるだけで凛々しいとか、男前とか！？」

土方「死んだ魚の目したやつが何言ってんだ。」

銀時「これはいいんだよ！いざという時輝くから！」

神楽「でも、銀ちゃんはカッコイイことしても普段の行いでそれが無意味とかしてるヨ。」

新八「そうですよ。いざという時カッコイイですけど、普段がね、……」

だんだん話がズレていってるから私は遠慮気味に手を挙げて

貴方「それで、私の身分証明は……」

と言った。

土方「とりあえずこいつらの話から悪い奴どころか可哀想な奴ってことがわかったからいいぞ。」

貴方「よ、良かったです……。」

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