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第参拾壱話 魂 ページ35

貴方side

銀時「オイ、ガキ!」

そう言って銀時が手に取ったのは最初の子が机に置いたシールだった。

銀時「コレ、今はやりのドッキリマンシールじゃねーか?」

子供C「そーだよ、レアモノだよ。何で兄ちゃん知ってるの?」

そう言われ銀時は立ち上がった。

銀時「何でってオメー、俺も集めてんだ…。ドッキリマンシール。コイツのためなら何でもやるぜ。後で返せっつってもおせーからな」

そう言って銀時は歩き出した。

子供C「兄ちゃん!」

沖田さんはそれに驚き

沖田「ちょっ…旦那」

そんな銀時を見て私も立ち上がり机の上から少し汚れている髪飾りを取った。

そして女の子に

貴方「お姉ちゃんはこれもらっていい?」

と聞いた。

女の子は嬉しそうにうん!と言ってくれた。

それを髪にさして机に立てかけてあった刀を取り銀時の後に続いた。

沖田「(人1)さんまで…」

神楽「銀ちゃん、(人1)、本気アルか」

そんな神楽ちゃんの言葉に耳を傾けながら部屋を出ようとすると扉のところに土方さんがいた。

土方「酔狂な野郎だとは思っていたがここまでくるとバカだな。それに続く嫁も嫁だ。小物が一人はむかったところで潰せる連中じゃねーと言ったはずだ…。死ぬぜ、テメーら二人とも」

そんな土方さんの言葉に銀時は頭をかきながら

銀時「オイオイ、何だ。どいつもこいつも人ん家にズカズカ入りやがって」

そう言った。
私もそれに続いて

貴方「大丈夫です。土方さんたちには迷惑かけません。だから、どいて下さい」

と土方さんに笑顔で言った。

それでも土方さんは動かず

土方「別にテメーらが死のうが構わんがただ、げせねー。わざわざ死に行くってのか?」

と言った。

その言葉に銀時は土方さんをまっすぐ見つめ

銀時「行かなくても俺ァ、死ぬんだよ。
俺にはなァ心臓より大事な器官があるんだよ。
そいつァ見えねーが確かに俺のどタマから股間をまっすぐブチ抜いて俺の中に存在する。
そいつがあるから俺ァ、まっすぐ立っていられる。フラフラしててもまっすぐ歩いていける。
ここで立ち止まったらそいつが折れちまうのさ。
魂が折れちまうんだよ…」

そう言って銀時は土方さんの横を通り過ぎた。

それに続いて私も土方さんに軽く頭を下げて銀時をおった。

第参拾弐話 万事屋銀ちゃん→←第参拾話 子供たちのお願い



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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時   
作品ジャンル:アニメ
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- とても良かったです!完結おめでとうございます! (2023年3月8日 20時) (レス) @page46 id: 0db889cc25 (このIDを非表示/違反報告)
マリア - すっっっっっっごく絵が可愛いですっ!!!!こんなに上手い人初めて見ました!お話も最高です^^ (2015年8月15日 0時) (レス) id: 9ddaffdec7 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅 - めっちゃ良かったです! 銀さんイケメソw (2015年7月24日 22時) (レス) id: 28e25d8064 (このIDを非表示/違反報告)
瑠威(プロフ) - 桂loveさん» ありがとうございます^o^ (2015年5月24日 12時) (レス) id: 62cdeef2a3 (このIDを非表示/違反報告)
桂love - 完結おめでとうございます!面白かったです! (2015年5月24日 11時) (レス) id: 1605fdbfa6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rui10112  
作成日時:2014年6月26日 21時

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