銀ちゃん、結婚してたアルか？！

第弐拾捌話 天導衆 ページ32

貴方side

真剣な顔をして私たちを見た土方さんは口を開いた。

土方「…テメーら、総悟にいろいろ吹きこまれたそうだが、アレ、全部忘れてくれ」

銀時「んだ、オイ。都合のいい話だな。その感じじゃテメーも、あそこで何が行われているのか知ってんじゃねーの？」

貴方「アレ見せといて、忘れろは横暴ですよ！今すぐにでも殴り込みに行きたいのに！それでも役人ですか？」

銀時「そーだそーだ！」

そう言って銀時は鼻クソをマヨネーズカツ丼の中に入れた。あー、怒られるよ。

土方「いずれ真選組が潰すさ。だが、まだ早ェ。腐った実は時が経てば自ら地に落ちるもんだ。…てゆーかオメー、土方スペシャルに鼻クソ入れたろ、謝れコノヤロー」

ほら、バレた。

こんな呑気なことを思っていた私だけど土方さんの次の言葉であのことを思い出すことになる。

沖田「土方さん、アンタひょっとしてもう全部つかんで…」

土方「…近藤さんには言うなよ。あの人に知れたらなりふり構わず無茶しかねねェ」

そこで一旦言葉を切り土方さんはゆっくりと言った。

土方「天導衆って奴ら知ってるか？」

貴方「ッ…」

銀時「ちょっと、待て！」

その銀時の言葉に土方さんたちは驚き銀時を見た。

でも、もう聞いちゃったよ、天導衆って…

貴方「ハッ……ッ……」

銀時「（人1）！」

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