銀ちゃん、結婚してたアルか？！

第弐拾弐話 信頼 ページ26

貴方side

それから土方さんと分かれた私は万事屋へ歩き出した。


まぁ、当たり前ですけど万事屋に近づくにつれ足取りも重くなった。
でも、銀時がそんなことするはずはない。だから、万事屋の玄関の扉を開け中に入った。

でも……

貴方「あれ、銀時とあの女の人は？」

居たのは新八くんと神楽ちゃん、定春だけだった。

新八「（人1）さん！よかった、戻ってきてくれて。銀さんも焦ってましたよ」

いや、その肝心の銀時は？

神楽「銀ちゃんとさっちゃん、何もなかったアル！さっちゃん、空から落ちてきた天女だったヨ！」

そう言って神楽ちゃんは銀時の寝室に私を連れて行った。
てか、さっちゃんって誰だよ…。
神楽ちゃんが天井を指差すから見てみたら穴が空いていた。

貴方「……ってことは、落ちてきただけってこと」

新八「そう言うことです」

貴方「よかった……。それで、銀時は？」

土方さん、やっぱり信じて正解でしたよ。

新八「さっちゃんさん、何か訳有りみたいで、銀さん手伝いに行っちゃいましたよ。" （人1）なら俺のこと分かってすぐ戻って来るから心配すんな "って言って。どこから来る自信か知りませんけどやっぱり凄いですね」

貴方「ふふ。じゃあ、もう心配ないかな」

銀時、私、思った以上に銀時に信頼されてたんだね。
疑って本当にごめんね。

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