▢おんぶ ページ48
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おんぶとか、何年ぶりにされたんだろう。高２にもなって誰かにおんぶされるなんて事はそうそうない。
私はどちらかと言うとされるよりする方だし、なんなら抱っこだってする。弟の２人がまだ小学生だからね。
授業中ということもあってか廊下はとても静かだ。だからこそ、イブラヒムくんの足音がよく響く。
この学校、保健室がグラウンドから少し遠いところにあるせいでとても不便だ。ゲームじゃスチルホイホイと言われていたせいで全く考えていなかったけど、実際にグラウンドで怪我して保健室に行くとなったらものすっごい不便。
それとなんか喋ることなくて両方とも終始無言だ。微妙に気まづい。
「……あのさ、」
「うん！？」
「っふ、なんでそんな驚いてんの」
「いやだって話しかけてくるとは思わなかったし。で、どしたのラムちゃん」
「あ〜いや、部活どうすんのかなって。俺はほぼ幽霊部員だけど軽音部入ってるし……」
どうせなら入ってほしいなぁ、なんて嬉しいことを言ってくれるイブラヒムくん。けれど、正直に言うと私は軽音部…というより部活に入ること自体あまり乗り気ではないのだ。
あの子が入るならストーリー通り入るし、推しカプを幸せな気持ちで見守るけど、お家のことがめちゃくちゃに忙しくて幽霊部員以下になりそうなんだよね。前世も馬鹿みたいに忙しかったし。
だから、私だけの判断でどこかに入る、とは決められない。
申し訳ないの気持ちで「考えておくね」と言うと「それ絶対入んないやつじゃん」と言われてしまう。
「いやいや、そんなことはないよ？」
「そんなことあるって。善処しますと同じだよそれ」
「ん〜……？」
「せめて否定しよ？」
なんとも言えない顔であはー、と笑っておく。ちょっと戌亥とこちゃんみたいだったな、なんて 人事みたいに考えた。
保健室に着くと出迎えてくれたのはピンクがかった白い髪を二つに結び、チラチラと見える八重歯が可愛い性癖の大渋滞みたいな容姿をしている健屋花那先生だった。
おんぶされた私を見てどうしたの！？ととても驚いていた。そりゃそうだ。私運動神経良いから基本怪我しないし。どっちかって言うと付き添ったり救急箱借りに行くことの方が多い。
栗空Aというサポートキャラのスペックが高すぎた。さすがとしか言いようがない。
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ゆずもち@(プロフ) - くるみさん» コメントありがとうございます。やらかしてましたー！すみません！それとコメントが引っかかってしまうので消させていただきます…！すみません！ (2023年4月30日 12時) (
レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - あからみさん» コメントありがとうございます。大丈夫そうかな？と思ったので外しました！ (2023年3月13日 0時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
あからみ - うっひょうぃ！！！！！！！！！パスワード外れてまた見れるぅぁぁぁぁあ！！！！！！！！！ (2023年3月5日 19時) (レス) id: 4aa51a475e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - 結葉さん» ボードに表示しないです…！すみません(--;) (2023年2月8日 14時) (レス) @page32 id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - パスワードはボードに表示しますか？ (2023年2月8日 1時) (レス) id: d9ce17d90a (このIDを非表示/違反報告)
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