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どうして保健室に来たのか、どうしてまゆに泣きついているのか、どうして謝り倒しているのか。
高嶺の花ではないけれど、隙だらけなはずなのに、手の届かないところにいるんだろうなって勝手に思っていたあの子がボロボロに泣いているところを見て、失礼なことに“ありえない”なんて思ってしまった。
体を小さくして声を押し殺して泣く姿はどうにも痛々しく感じて、そんな彼女を落ち着かせようと慰めている彼が側にいて。
その様子はどこかの宗教画にでも描かれていそうなくらいに綺麗で、また、羨ましいなと目を細めてしまう。
俺が彼女に対する感情は“もちさんの好きな人”で“ユウちゃんに執着されている子”で“なんとなく気になり始めている女の子”…である。
別に好きになるかもしれない、とかそんなんじゃなくて、もしかしたらこの子は俺を見てくれるんじゃないか…って期待が勝手に膨らんで、気付けば彼女を視界に入れようと目がきょろきょろと動いている。
恋情でも友情でもなんでもいいから俺自身を見て受け入れて欲しくて、触れれないきみに近付いた。どう見られたっていいからきみに知ってもらいたかった。…結果、近付き過ぎて
そんなことを思いながら何をする訳でもなくぼんやりと彼らを見つめる。今彼女が必要としているのは俺じゃなくてまゆだから。
すると隣にいる彼が赤メッシュを揺らしながら口を開く。
「保冷剤って冷凍庫の中やっけ？」
「あ〜……多分？」
「そっか、ありがとう」
小声で話しているつもりらしいけど、いつもと変わらない音量で彼女を心配するような瞳をしながら言うものだから俺はハッとして行動を開始する。
同時に彼も動いたようで真っ直ぐに少し小さめな冷蔵庫へ歩いていった。
なにぼんやりとしてんだ、と心の中で叱責しながら白くて清潔なフェイスタオルを手に取り蛇口を捻ってそれを濡らしていく。
彼女に何があったのか全く分からない。けれどあれだけ泣いていれば目が腫れるのはすぐに想像がつく。だから俺と彼は別々に動いたのだ。
「ごめんなさい、」「ちがうの、」「いや、」
何度も嗚咽を零しながらも繰り返し誰かに懺悔するように呟かれるそれは聞いているだけでこちらも苦しくなるくらいで、どうにかしてその原因を取り除いてあげたいと思った。
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ゆずもち@(プロフ) - くるみさん» コメントありがとうございます。やらかしてましたー！すみません！それとコメントが引っかかってしまうので消させていただきます…！すみません！ (2023年4月30日 12時) (
レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - あからみさん» コメントありがとうございます。大丈夫そうかな？と思ったので外しました！ (2023年3月13日 0時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
あからみ - うっひょうぃ！！！！！！！！！パスワード外れてまた見れるぅぁぁぁぁあ！！！！！！！！！ (2023年3月5日 19時) (レス) id: 4aa51a475e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - 結葉さん» ボードに表示しないです…！すみません(--;) (2023年2月8日 14時) (レス) @page32 id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - パスワードはボードに表示しますか？ (2023年2月8日 1時) (レス) id: d9ce17d90a (このIDを非表示/違反報告)
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