▢アイスブルー ページ13
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だから今年も体調を崩すだろうなと思って部活紹介の準備をしようと動き始めた人たちの波に乗って体育館端へ移動しようとしたんだけど……。
「ね、Aちゃんは部活入ってるの？」
誰やねんお前。心の中のエセ関西弁が出るくらいには余計な事しかしないね？？？
Theモブみたいな顔したモブに話しかけられ腕を捕まれ逃げるに逃げれない状態になってしまい、部活紹介という名の地獄を静かな所で過ごせなくなってしまった。
離してくれ、頼むから。せめて力弱めて私の腕掴めよ。痛いんだが。
そんな事思っている内に周りの声がだんだんと大きくなっていく。こんな環境じゃ今考えていた事を伝えられないし、取り敢えず我慢しようと思う。去年は倒れなかったし、大丈夫だよね。
それに今回倒れるのは私じゃなくて────
「きゃあ！」
「イケメンだぁ！」
「かっこいい！！」
「ッ、！」
ガツンとした傷みが頭に響く。
原因は分かってる。このクソうるさい声たちだ。悲鳴とはいかないけれどそれに近しい高さで騒がれて鼓膜が破けそうだ。
暫くその状態が続き、気付くと視界からありとあらゆる色が抜けていた。
黒とも灰色とも白とも区別がつかない視界。頭を少し動かせばぐにゃりと不自然に歪む。
体からは血の気が引くような感覚があって、背筋からスーッと何かが抜けていった気がした。
これはヤバイ、と思った時には全てが遅くて、体の重心ががグラりとブレ、右方向に倒れていく。
ガシャンと大きな音を立てて綺麗に並べられていた椅子をガチャガチャ崩してしまう。
「ぃた、」
頭が痛い。体が重い。力が入らない。
どうにかしなきゃと思っていても思考が働かなくて椅子に体を預ける事しか出来ない。
そのままぐったりとしていれば意識すらあやふやになってきた。今の私はそれに抗う術を持っておらず、このまま意識を飛ばしてしまおうかとぼんやりと考える。
そんな時、ふわりと体が浮くような感覚に襲われた。
「大丈夫だからね」
薄れゆく意識の中、最後の力を振り絞って見た光景は、アイスブルーの瞳が柔らかく細められている、なんだか懐かしいと思えるものだった。
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ゆずもち@(プロフ) - くるみさん» コメントありがとうございます。やらかしてましたー！すみません！それとコメントが引っかかってしまうので消させていただきます…！すみません！ (2023年4月30日 12時) (
レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - あからみさん» コメントありがとうございます。大丈夫そうかな？と思ったので外しました！ (2023年3月13日 0時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
あからみ - うっひょうぃ！！！！！！！！！パスワード外れてまた見れるぅぁぁぁぁあ！！！！！！！！！ (2023年3月5日 19時) (レス) id: 4aa51a475e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - 結葉さん» ボードに表示しないです…！すみません(--;) (2023年2月8日 14時) (レス) @page32 id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - パスワードはボードに表示しますか？ (2023年2月8日 1時) (レス) id: d9ce17d90a (このIDを非表示/違反報告)
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