ぜろからすたーと！！【炎炎ノ消防隊】【アーサーボイル】 (ページ6)

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ぜろのよーん！！ページ6

『ボコボコにされてたね～』

シンラは屋上から落とされ、アーサーは顎をガクーンと蹴られていた。(怖すぎてボキャブラリーを失ってしまった！)

明日、こんなことをやるなんて思うと心臓が壊れそうになる。

どごんどごん、という音を発ててそうな心臓をスルーしながら、2人の元に近寄った。

今まで私がこっそりと隠れていたせいで、シンラがやっと私に気が付いた。

「あ！！A！！第8に配属されたんだな！！」

『そうそう！！これからもよろしく～』

少々嬉しそうに笑うシンラ。その答えは知っている。

アーサーと二人じゃなくて良かった！！！！！！！という安堵の表情だ。

私はそれにひらひらと手を振って、続けた。

『でも出勤初日から、アーサーに無視されるしシンラが突き落とされるの見ちゃったし、ちょっと不安～。』

へらへらと笑う。それにシンラは「あっはっは！！」と笑って言った。

「でもいいところだよ、第8！」

シンラがそう言うなら安心だ！！！！アーサーに関しては不安のままだが。

『これから、よろしくお願いします！』

その後のミーティングで、私とアーサーは第8の面々に向かって挨拶した。

パチパチと拍手が聞こえる。

ちょっとしたユーエツ感。

隣に立つアーサーはさらにどや顔をしているが、知らないフリ。

上官にタメ口をきけるんだから、どや顔は日常茶飯事になりそうだなぁ…