宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】

予選前日 ページ17

合宿を終えてからの日々は、物凄く早く感じた。




『明日かぁ、予選。』




そう、今日はもう春高予選前日。


自分の顔が若干強ばってるのが分かる。




谷地｢いよよいよいよ、こ、公式戦すか……
きっきききんちょ緊張してきた…｣


清水｢仁花ちゃんには初めての大会だもんね。｣


谷地｢あっす……｣


清水｢私とAには、最後だ。｣


『ははっ、そうだね。最後だ。』




私と潔子は笑って言うと、やっちゃんは涙目になってしまった。




清水｢ゴメンゴメン涙目にならないで｣


谷地｢なっ……なってないっす！蚊が入っただけっす！｣


『え、蚊？！それはまずいってやっちゃん』









練習が終わり、帰り道。




『旭、緊張しすぎ』


東峰｢えっ、俺顔に出てる？｣


菅原｢おん、バリバリ｣


澤村｢はぁ、しっかりしてくれよ｣




本当にこんなのがエースなのか、とため息をつく大地。


もうしょうがない。これがエースなんだ。




菅原｢Aも、少し緊張してるべ！｣


『…………え、分かる？』


澤村｢珍しいな｣


東峰｢なんか一安心｣


『旭とは一緒にしないで！！』


東峰｢ひどいっ！！！！｣




インターハイ予選でベスト16まで行ってる烏野は、1次予選の1回戦が免除なので、明日の予選を2回勝てば、代表決定戦に出れる。




澤村｢大丈夫だ。終わらせたりなんかしないから。｣


菅原｢そうだな！｣


東峰｢あ、あぁ……！｣


菅原｢そこはしっかり言えよ！歯切れ悪いな！！！｣




スガに叩かれる旭に、旭を叩くスガ、その光景をみてため息をつく大地を見て、緊張が解けた、ような気がする。




『よーしみんな今日は早く帰って寝るぞ！』


澤村｢遠足が楽しみな小学生か｣


『大地ひどい！！！』

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