最強の同期 ページ17
『ありがとうございました！』
今日は、ある連ドラのゲストとして呼ばれ、撮影だった。
1話分のみの出演だったため、そこまで時間が押すこともなく終わった。
そして今日は、月に1度のメンバー全員での食事会。とにかく早くみんなと合流したい。
私以外のメンバーはそれぞれの仕事を終えて、ここのスタジオで待ってくれている。
現場を出て、自分の楽屋へ向かって歩きながら、グループトークにメッセージを入れると、さっき共演した俳優さんに話しかけられた。
「お疲れ様！」
『あ、お疲れ様です！今日はありがとうございました。』
「こちらこそありがとね」
精一杯の笑顔を作って、挨拶をする。
あまりこの人のいい噂は聞かないので、なるべく関わらないように過ごしていたのだが。
一応ジャニーズなので、防げるものなら、トラブルは未然に防ぎたい。
噂だとしても、関わらないのがベストだと思ってたんだけど。
「急なんだけどさ、今夜1杯どう？」
『すみません、まだこれから仕事が残ってまして…』
「そうなんだ。それだったら俺迎えに行くし、終わってからでいいよ？」
平然と嘘をつき、
よくねーよ、という言葉を飲み込んで、
にこやかに頭を下げてこの場を離れようとしたが、急に前を遮られた。
「いいじゃん。絶対にバレないとこ、俺知ってるし。」
『それでもごめんなさい。何時に仕事が終わるかも読めなくて、申し訳ないので。』
「…………あっそ。」
すると、態度が一変し、耳元に顔が近づけられた。
「俺にそんなこと言っていいの？俺、結構上とかに顔利くからさ、
いつでも君のこと、消せるんだよ？」
あまりにも明らかな脅迫に、少し驚いた。
今時、こんなやり方する人まだいるんだ、と。
「どうせ、ジャニーズとだって枕営業してんだろ。じゃなきゃ、女がデビューなんてできるわけがねぇ。」
また。何度も言われてきたこの言葉。
『だったら、』
岩本「A！」
そこまで言うと、私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
この声は、よく知ってる声だ。
振り返ると、メッセージを送ったのに音沙汰無くて気になったのか、メンバー全員が駆けつけてきてくれていた。
照は、私を守るように後ろから引き寄せて、相手の俳優を睨みつけた。
私は反対に、精一杯の笑顔を。
『だったらさ、
ジャニーズっていう生粋のイケメンばっか集めたアイドルと寝てるような女、
お前に手懐けられる？』
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桜(プロフ) - satoさん» コメントありがとうございます〜！神なんて……嬉しい限りです！ (2022年1月9日 8時) (
レス) id: 1140816973 (このIDを非表示/違反報告)
sato - このお話、、、神すぎます!! (2022年1月7日 18時) (レス) @page32 id: a437edd784 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 絵美さん» リクエストありがとうございます！あまり有吉の壁は見たことがないのですが、頑張らせて頂きます！また続編の方に載せると思うので、出来上がり次第良ければそちらをご覧下さい！ (2021年11月15日 9時) (レス) id: 1140816973 (このIDを非表示/違反報告)
絵美 - また、読みました。リクエストは、よろしいでしょか？主人公がだけ有吉の壁に出るのが見たいです。SnowManが知らないで、SnowManがテレビで、有吉の壁見た時の反応が見たいです。 (2021年11月12日 10時) (レス) id: 7354bf74e8 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - まゆみさん» うわぁ！ごめんなさいそうですね！笑すみません修正させて頂きます！教えて下さりありがとうございます。 (2021年10月23日 10時) (レス) id: 1140816973 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2021年10月22日 12時
