３３翼 ページ35
国見said
１年の仕事にも慣れてきた頃の部活の片付け
鶴翼先輩が社会科の山田に呼ばれた
偶々近くにいた俺は先輩達の会話がよく聞こえた
どうやら鶴翼先輩のクラスの担任らしく、日直である鶴翼先輩が学級日誌を出し忘れていたらしい
先輩がうへぺろやってもウザくないな
及川さんはウザいのに←
それで今からそれを取りに行くと…
『あ、モップ…』
今気づいたのか
すると鶴翼先輩は俺の方を向き、
『お、アキー！いいとこに！』
面倒そうだからそそくさ逃げようとしたら、鶴翼先輩は凄い速さで俺の前に来て、
『ちょっとボク教室に日誌取り行くから、
このモップ
「え、はい…」
有無を言わせないスピードで走って行ってしまったことにより、思わずモップを受け取ってしまった
…あれ、先輩さっき『
このモップ、どこも壊れてるようには見えないけど…
と、受け取ったモップをクルクル回して確認する
先輩には見えて俺には見えないとか…？
え、こわ…
「国見、なにやってんだ？」
金田一、ちょうどいいタイミングで…
「金田一、このモップどこか壊れてる？」
「え、どこも…壊れてるようには見えないけど…」
モップを金田一に渡してみるも、俺と同じようにどこも壊れてないという
鶴翼先輩は何が言いたかったんだ？
そう考えていると、タッタッターと足音が近づいてきた
『ただいまー！』
鶴翼先輩だった
え、もう日誌出してきたの？
はやっ
『あれ？アキ、何でまだモップ持ってるの？』
本人に聞いた方が早いな
「先輩、このモップどこも直すとこないと思いますけど…」
モップを先輩に返しながら尋ねる
先輩は『え？』とモップを受け取ると
何を考えたのか
『ほんまや掃ける〜』
と床を掃除し始めた
そして直後
『––––って、あほ！？』
うわぁ、リアル生ツッコミ
『え、ボクモップ直してゆうたよね？』
「はい。…どこも壊れてなかったですよ？」
『…？
––––ああ！すまん、ボクの言い方が悪かったわ！
直すゆうのは、あれや
片付けるっちゅーことや
いや〜、まだ関西弁ぬけんときあってな〜
ほんますまん！』
いきなり関西弁になった先輩の話を聞いて、
結構納得した
それより
「先輩って、関西出身なんですね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！あと0翼の最近の悩みのところなんですが「変え」は、「声」ではないでしょうか？勘違いでしたらすみません。本当に面白かったです!応援してます！ (2020年6月24日 17時) (
レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - あの……47翼の話の「起動」は「機動」だと思います。初コメが誤字の指摘になってしまいすいません。とても面白いです。既に2回読みました。これからも楽しみにしています！ (2019年3月24日 1時) (レス) id: 7c299e15d2 (このIDを非表示/違反報告)
雷華 - 初コメ失礼します！この作品面白いです！たぶんですが、ページ数が50になったので続編にいくと思うので楽しみにしています！更新楽しみにしています！大変かもですが、頑張ってください！ (2019年3月23日 17時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あるぱか | 作成日時：2019年3月8日 23時
