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「え！？倫也さん？なんでここにいるんですか？」
『ん？そこのちっちゃい売店にもうちの団子売ってるから持ってきたらAちゃん居たから。』
ふわふわと笑いながら言う倫也さん。
「そ、そうなんですね。ビックリしました。」
『呼んでも全然気づかないからさ、なんだろなって思って覗いたらそれ見てたから。見たいのかなって。』
「いや、あのっ有名ですよね、恋花火！
倫也さんは見たことあります？」
...あ。
聞いてしまった。つい誤魔化したくて。
その返事...聞きたくない気が...
『あるよ。』
そう微笑む倫也さん。
そう...だよね。
ないわけないか。
「そうなんですねー。。。」
いや、わかりやすく落ち込まないで！自分！
『....Aちゃんは見たことある？』
え、.....
「私は...ないです。」
嘘をついた
『そっか。じゃあ今年は見れたらいいねぇ。』
何も気にせず穏やかに微笑む倫也さんに少しの罪悪感を感じた
「そう...ですね。」
そう答えると何故か消えてしまいたいような気持ちになった
『ところでさ、Aちゃん今日の天気予報見た？』
「いえ、見てないです。」
『そっか。だからのんびりしてたんだ。』
「今日何かあるんですか？」
『今日夕方から雷雨注意報が...
ポツッ...
ポツポツッ...
ボトボトボトボトボトッ
！！！！！
「え？！ええぇぇーーー！！？」
みるみるうちに水玉についたコンクリートの染みは上書きされていく
軽くパニックになっていると、
『Aちゃん、手っ。』
そう言って手をバトンパスのように差し出した倫也さん
急に降り出した雨にパニックになった私は
すぐに倫也さんの手をとった
『走るよ！』
そう言うと繋いだ手をギュッと握り直してわたしの手を引いた
シャワーみたいに降り注ぐ雨の中
傘なんてなくて
洋服も髪の毛もビシャビシャで
最悪のはずなのに
走りながら楽しそうに笑う倫也さんの横顔と
手のひらに感じるぬくもりが嬉しくて
緩みそうになる口元を必死に隠して
只々、繋いでくれている手と倫也さんの背中をずっと見つめていた...
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RJS(プロフ) - 読み進めて頂ければ本名として読み手さんのお名前になりますのでもう少し読み進めて頂ければと思います。宜しくお願い致します！ご意見ありがとうございました！ (2022年9月22日 9時) (
レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
RJS(プロフ) - 游さん☆コメントありがとうございます。この物語は一般の方設定で、【四月の夜は。】はこのお話をドラマ設定として書かせて頂いてます。【四月の夜は。】は主人公の名前は歌手設定なのでアーティストネームが【rtzu】です。 (2022年9月22日 9時) (レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
游 - それともう一つこの物語の主人公ちゃんの名前は固定なんですね｡｡｡ 固定なら固定で良いので前もって作品紹介の所に書いていて欲しかったです。。。 (2022年9月21日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
游 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません｡｡｡ お聞きしたいことがあるのですが｡｡｡ この物語に出て来る中村さんは芸能人の設定ではなくて一般人の設定なんですね｡｡｡ (2022年9月21日 1時) (レス) @page1 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2021年10月10日 1時
