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その日の夜
自分の部屋に戻ってケータイを手にとって倫也さんの番号を登録した
勝手に追加されたLINEのアイコンは店の看板だった
それすら倫也さんらしくてクスッと笑った
あれから数日、
別に期待してたわけじゃないけど
もしかしたらとかも思ってたわけじゃないけど
倫也さんから着信もLINEスタンプすら一度も来なかった
そりゃそうだ！
だって用事ないでしょ、わたしなんかに！
なんかあったら連絡する用なんだから！
そう思いながらも前よりケータイを確認してる自分にため息が出る
やめてやめて自分
ほんと恋なんていいことないんだから
大きく息を吸ってフッと勢いよく吐いてまた今日も涼風での仕事をこなす
まだまだ暑さの続く日
改めて恋なんかしないと決意する本日も忙しい午後を過ごしていた
「お疲れ様ー。」
裏にいた朝海に声をかける。
『おつかれ！A明日頼むね！』
カレンダーを見ると明日は朝海が両親が住む神戸に行く日。朝から出かけて一泊して帰ってくる予定だった。
「明日か！いいなぁ神戸。あたしも行きたい。」
『えー、ここのがいいよ！神戸はキラキラしすぎてる、あたしには。笑』
「キラキラ好きだもん、あたし。」
『あ。そだね。んー、でも向こうにはばあちゃん居ないからやだ。』
「朝海はほんとおばあちゃんっ子だね。」
『うん、ばあちゃんもこの旅館も江ノ島も大好き。だから神戸には行かなかったんだもん！』
「すごい伝わるよ、朝海のその感じ。」
『まぁあっという間に帰ってくるから平和を頼んだよ！』
「はいはい。いってらっしゃい。」
そう言うと、『じゃああたし明日早いから寝るねー！』と奥の部屋へ消えていった
次の日の朝起きて準備を済ませて玄関へ行くと朝海はもう出かけていて居なかった
〔おはよう、Aちゃん、今日はよろしくね。〕
振り返るとニコニコと穏やかな笑顔でヨシおばあちゃんが窓を開けて〔今日もいいお天気ね。〕と笑っていた
「おはようございます！はい、今日は朝海の分もわたしが働きますので何でも言って下さい！」
そう言うと、〔あら〜助かるわ！〕と言ってまた笑ってくれた
わたしも玄関をガラガラと開けて太陽の光を浴びながら大きく伸びをして今日一日がまた平和で穏やかに過ごせるように祈った...
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RJS(プロフ) - 読み進めて頂ければ本名として読み手さんのお名前になりますのでもう少し読み進めて頂ければと思います。宜しくお願い致します！ご意見ありがとうございました！ (2022年9月22日 9時) (
レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
RJS(プロフ) - 游さん☆コメントありがとうございます。この物語は一般の方設定で、【四月の夜は。】はこのお話をドラマ設定として書かせて頂いてます。【四月の夜は。】は主人公の名前は歌手設定なのでアーティストネームが【rtzu】です。 (2022年9月22日 9時) (レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
游 - それともう一つこの物語の主人公ちゃんの名前は固定なんですね｡｡｡ 固定なら固定で良いので前もって作品紹介の所に書いていて欲しかったです。。。 (2022年9月21日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
游 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません｡｡｡ お聞きしたいことがあるのですが｡｡｡ この物語に出て来る中村さんは芸能人の設定ではなくて一般人の設定なんですね｡｡｡ (2022年9月21日 1時) (レス) @page1 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2021年10月10日 1時
