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「ありがと〜220円。次は〜？みたらし2本ね、ちょっと待ってね。」
『お兄さんかっこいいですね！ねぇ、かっこよくない？』
『え、本当だ、お兄さん一緒に恋花火見ましょうよ！』
「んふふ、じゃあ来年も来てくれる？」
『えー！くるくる絶対来るー！！』
「お。ありがたいねぇ。」
［すいません、ちょっとごめんなさいね！ちょっと倫也さん、いいかげんその適当やめてよね！ほんとすいません、もう全くそれで毎年いろんな子来ちゃうんですよ。］
『え？笑』
［ここからじゃ花火も見えないですし、この人ここでずっとだんご焼いて今日が終わる人なんで。］
「おい真夏、だんご屋じじい扱いするな。っとはい、お待たせ。上まで登ってこれ食いながら俺のこと思い出して泣いてね。」
『あはははは！お兄さんめっちゃおもしろい！じゃー行ってくるねー！ありがとー！』
「はいよー。ありがとねー。」
［倫也さんはほんとなんでそんな適当なの？］
「そう？いつも大真面目だけど。」
［どこがよ！へらへらしてばっかでしょーが！］
「真夏はいつもプリプリしてばっかでしょぉーがぁ。」
［倫也さんがそんなだからでしょー！だいたい!..
「あー、わかったわかった。ちょっとおじさんお疲れだから休憩してきますね、よろしくねぇ。」
［倫也ーーー！！！］
軽く目を瞑って耳をパフパフしながらあたかも聞こえませんよーのかんじで店を出た。
「あっつ...」
8月。
いくら海がすぐそこでも暑いものは暑い。
それにこの人混み。
一年で一番の繁忙期。
それが本日。
手を繋いで歩くカップル、お面を付けて歩く親子、浴衣姿のギャル達。
みんなが楽しそうで幸せそうだ。
毎年思う。
あちぃし疲れるけどなんかみんな幸せならいっか。
今年もそんなことを思いながらクスッと1人笑った。
店を出て少し行った脇道。
細くて知らない人が見たら絶対行き止まり。
でもこれが意外や意外奥まで道、あるんです。
この路地を抜けると海辺に出る。
っつってもここからじゃ花火なんか見えない。
だから地元の知ってるやつも来ない。
背中側の店の光でうっすら見える波。
ポケットからタバコを取り出して口へ運ぶ。
ライターで火をつけた目線の先に...人..？
1箇所だけある岩場の上。
そこに1人で座っている。
浴衣を着て時々空をみあげながら。
...まさかここで見れるとか思ってんの？...
なんとなく気になって持っていたタバコを消して一歩近づいた時だった...
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RJS(プロフ) - 読み進めて頂ければ本名として読み手さんのお名前になりますのでもう少し読み進めて頂ければと思います。宜しくお願い致します！ご意見ありがとうございました！ (2022年9月22日 9時) (
レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
RJS(プロフ) - 游さん☆コメントありがとうございます。この物語は一般の方設定で、【四月の夜は。】はこのお話をドラマ設定として書かせて頂いてます。【四月の夜は。】は主人公の名前は歌手設定なのでアーティストネームが【rtzu】です。 (2022年9月22日 9時) (レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
游 - それともう一つこの物語の主人公ちゃんの名前は固定なんですね｡｡｡ 固定なら固定で良いので前もって作品紹介の所に書いていて欲しかったです。。。 (2022年9月21日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
游 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません｡｡｡ お聞きしたいことがあるのですが｡｡｡ この物語に出て来る中村さんは芸能人の設定ではなくて一般人の設定なんですね｡｡｡ (2022年9月21日 1時) (レス) @page1 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2021年10月10日 1時
