おいおい、待ってくれベイベー。俺とお前の仲だろ？という名の十九章 ページ26
ふわりとした心地の良い、目覚めだった。
『………あれ…何処だ……』
何故かすっきりとした気分で起き上がろうとすると、
『あ！！！？？いっっっったあああ！！！？？』
ひどく痛む脇腹に寝起きでは出ないような声をあげた。
あー…ヒロイン庇って、出血で倒れたんだっけか。
私のそんな声と同時に、バタバタと騒がしい音も聞こえてくる。
kn.rd「「A！！！！」」
『あ、まって鼓膜も逝った。』
声のでかい二人を筆頭にぞろぞろとみんな入ってくる。
此処は我々の医務室ということで良さそうだ。
gr「大丈夫か、A…？」
最後に入ってきた今まで見たことのない、悲しそうな顔をしたグルッペンが私の傍まで来る。
gr「…俺、Aに言われて考えたんや。
………この職業だと、殺し殺されは日常。でも確かに、関係無い奴らも巻き込んだりした。本当に申し訳無いことをした。」
グルッペンは顔を上げて、私を見つめる。紅い瞳に呑み込まれそうになる。
『…………反省したから良いです。
なんて私は言いませんし、言えません。
…だから、その分を償うくらいしっかり生きてください。…………今回は全員無事で良かったです。』
私がそう告げるとグルッペンはボロボロ泣き出してしまった。
そして、私のベッドに顔を埋めて嗚咽をもらしていた。
しばらくして、なかなか泣き止まないグルッペンの髪を軽く撫でていると、今度は金豚きょーがゆっくりとこちらに歩んできた。
kyo「……………怪我、大丈夫なんか…」
『ぇ、あぁはい。傷口は痛みますけどそこまでじゃ…』
kyo「…っほんまにすまんかった。
俺がちゃんと周りを見ていれば、引き金を引くことも無かったし、お前に怪我を負わせることも無かった…」
金豚きょーも気のせいか目に涙が溜まっている。私が死なないか、気が気じゃなかったんだろう。
『…優しいですね。』
kyo「どこがや…」
『現に私の心配してくれてるじゃないですか。』
金豚きょーは顔を背けてしまった。
でも、肩が震えているから泣くのを我慢しているのだろう。
…別に誰も悪くない言ってんのに。
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マギ - 主さんの作品のcnちゃんとniさんが刺さりました…☺️ (2月14日 2時) (
レス) @page48 id: ff9fe67ad6 (このIDを非表示/違反報告)
maria - スカートを素手で音を立てずに引きちぎることができるってすごい・・・夢主ちゃん何者… (2023年3月13日 22時) (レス) @page42 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - なんかこういう子って裏がありそうで怖い (2023年3月5日 14時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
maria - ニヤリってこわいなー（棒読み） (2023年3月5日 0時) (レス) @page37 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
宇宙猫 - 1から読ませていただきましたがマフィアでヤンデレとかご褒美ですありがとうございますｯｯｯ(心からの叫び） (2023年3月1日 15時) (レス) id: 4b1947e223 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白26 | 作成日時：2023年1月8日 14時
