？？ ページ21
気が付くと私は見覚えのある場所にいた。
青々と生い茂る木々に綺麗に揃えられた花壇。
ブランコや滑り台の遊具で遊ぶたくさんの子供達。
それを和やかに見守る家族。
ここはきっと何処かの公園だろう。
見覚えがあるのに思い出せない。
その中心に私は立っていた。
ふと、辺りを見渡している私の近くを二人の子供が駆け抜ける。
危ないと思い、避けようとすると不思議な事が起こった。
子供達が私の体をすり抜けたのだ。
子供達は私に気付くそぶりも無く、そのまま走り去った。
なんだろう、この違和感は。
もしかして、今の私は誰にも見えていない……幽霊の様になってしまっているのだろうか。
………いっそ…それならそれでも良いか。
頭に状況が入ってこないため、思考が休憩してしまっている。使えない。
誰かに道を聞こうにも、相手に見えていないなら意味が無い。
ふと、疑問が湧いた。
………私、何処に行こうとしてるんだろう…？
と言うか、私ってどんな顔してたっけ…？
…………………私？私ってなに…？
記憶のパズルが何ピースか抜け落ちている感覚がした。
一部分真っ白になっていき、気持ち悪い。
どうしよう。
そう思ったとき、私の足元から泣き声が聞こえた。
どうやらさっきの走っていた子供らしい。そこにある石につまずいて転んでしまったのだろう。
«大丈夫…？»
聞こえないと分かっていても、癖で話し掛けてしまった。
しかし、子供は泣きながら目を擦って、私を見上げた。
ぱちり、と視線がぶつかる音がする。
綺麗な瞳の女の子だった。
艶のある髪を持った、何故だか懐かしい。と思ってしまった。
＜〜〜〜〜＞
子供………いや、女の子が口を開いて何か言うが、声は聞き取れない。
何をしたらいいか分からず、私がオロオロすると女の子もまた目に大粒の涙が浮かび始めた。
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マギ - 主さんの作品のcnちゃんとniさんが刺さりました…☺️ (2月14日 2時) (
レス) @page48 id: ff9fe67ad6 (このIDを非表示/違反報告)
maria - スカートを素手で音を立てずに引きちぎることができるってすごい・・・夢主ちゃん何者… (2023年3月13日 22時) (レス) @page42 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - なんかこういう子って裏がありそうで怖い (2023年3月5日 14時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
maria - ニヤリってこわいなー（棒読み） (2023年3月5日 0時) (レス) @page37 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
宇宙猫 - 1から読ませていただきましたがマフィアでヤンデレとかご褒美ですありがとうございますｯｯｯ(心からの叫び） (2023年3月1日 15時) (レス) id: 4b1947e223 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白26 | 作成日時：2023年1月8日 14時
