ティアラは正直武器としか思ってない。という名の十四章 ページ3
tn「あっ！すんません！一人語りしてしまって……
……じゃあ行きましょうか。
お手をどうぞ。」
跪き、王子様のように手をさしのべてくるトントン。
…不覚にもかっこいいと思ってしまった。
『………お願いします。』
私は少しだけ力強くその手をとった。
トントンと手を繋ぎ、歩きながら思う。
ドレスというものはとても動きづらいものだ。
裾は引っ掛かるし、ヒールはぐらぐらするし、ヒラヒラしてて踵落としも出来ない。
トントンが手を掴んでくれてるから良いものの、手を離されたら転ぶ自信しかない。
なんとか長い廊下を歩き終わり、パーティー会場であろうホールに辿り着く。
マフィアのアジトにこんなのがあっていいのか不思議だが。
深く息を吸い、扉を開けてもらうと、目にはきらびやかな世界が入ってくる。
私と同じ様にドレスやタキシードで着飾った人々、豪華な食事、生オーケストラの社交ダンス。
中世ヨーロッパにトリップした気分だ。
見たことの無い世界に見惚れていると、肩をポンっと叩かれる。
kn「Aやっと来たか！…っ！」
声をかけてきたのはコネシマだった。
いつも着ている赤と黒のサッカーユニホームではなく、ワイン片手にタキシードを纏っている。
イケメンって何でも絵になるんだなとしみじみ思う。
コネシマは私を一瞥した後、気のせいかうっすら赤い顔を隠すようにしつつ口を開く。
kn「……馬子にも衣装やな」
『失礼だとは思いませんこと？コネシマさん？』
なんだこいつ褒めるかと思ったら貶しやがって。
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マギ - 主さんの作品のcnちゃんとniさんが刺さりました…☺️ (2月14日 2時) (
レス) @page48 id: ff9fe67ad6 (このIDを非表示/違反報告)
maria - スカートを素手で音を立てずに引きちぎることができるってすごい・・・夢主ちゃん何者… (2023年3月13日 22時) (レス) @page42 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - なんかこういう子って裏がありそうで怖い (2023年3月5日 14時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
maria - ニヤリってこわいなー（棒読み） (2023年3月5日 0時) (レス) @page37 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
宇宙猫 - 1から読ませていただきましたがマフィアでヤンデレとかご褒美ですありがとうございますｯｯｯ(心からの叫び） (2023年3月1日 15時) (レス) id: 4b1947e223 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白26 | 作成日時：2023年1月8日 14時
