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私の行動を思ってもいなかったのか、3人が度肝を抜かれた顔をする。
『………私は、マフィアになんかなりません。
朝訪ねてきたお仲間さんに聞いたか知りませんが、私は私で決めた道を行きます。
今よりいい生活?そんなのは要らない。自分で手に入れる。』
ガタガタ震える膝を見えないように叩き喝を入れ、立ち上がる。
『Aの人生は私が選ぶ。後悔のないように。
私からは以上です。それでは失礼します。
…………二度と会わないことを願って…』
そう言い、理事長室を出た。
『……ふぅ……
……きんっちょうしたあああ!!!!うわあああ!!!ヤバイ、マフィアに喧嘩売っちったああ!!!死ぬ!?死亡ルートから外れたくてやったはずなのに死の確率上がってる!!!?』
教室へ向かう廊下で絶叫した。
やばいって!!どうしよう終わった!ATHEエンド!?無理無理!!
『…詰んだ……ありきたりな言葉吐いて、喧嘩売って、捨て台詞で出てきたもんな。』
神様、来世はAちゃんといちゃらぶらいふを送らせてくださいまる
頭がハイになりすぎて神にまで縋りついてしまう。
私はふらふらとした足取りで教室へ戻った。
___________
tn side
俺達は唖然としていた。
桜木Aがいた所の高そうな机にはペンと契約書が突き刺さっている。
ゾム達の言っていた通りだった。
自分の事を貫き通そうとする姿勢。
俺らにも臆さない心。
…こりゃグルさんも気にいる訳だわ。
本人を確認するため下を見ると、肩を震わせていた。
あーあ……桜木A…ご愁傷さまやな。
gr「ククク……あーっははは!!見たかトン氏、オスマン!彼女はいい…最高だ!
やっぱり何としてでも手に入れたい!
やはり情報がほしいな……
何か無いか?其処で盗み聞いてる二人。」
グルさんが扉の方を見て尋ねると、控えめに扉が開く。
そこには、ショッピ君とチーノが居た。
ci「あちゃ、バレてましたかぁ…」
syp「チーノがどうしても言うから…」
そうか、二人共ここ通っとるんやっけ。よくグルさん気付いたな…
ci「ひとつ、僕から提案なんですけど……少々手荒になりますが?」
gr「まぁ良いだろう。多少手荒でもそれをこなすのがマフィアだからな。聞こうじゃないか…」
こうして桜木Aの加入(無理矢理)作戦が始まった。
…お疲れ様や、桜木A。
俺にも、気に入られた事を後悔しても遅いけど……な?
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水上灯 - 主人公好きですwめっちゃ面白いです、頑張ってください! (2023年4月15日 12時) (レス) @page10 id: 278a10c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい夢女子 - 初コメ失礼します!!白26様の言葉使いや話の題名などが面白くて一目惚れしましたぁ!自分はあんまり文章が上手くないので尊敬します!! (2023年4月7日 1時) (レス) @page50 id: acd727f7b1 (このIDを非表示/違反報告)
白26 - ミーネンさん» コメントありがとうございます!!読んでくださり本当にありがとうございます!凄く嬉しいです!!今年も頑張るのでよろしくお願いします! (2023年1月1日 22時) (レス) @page43 id: 3621e90142 (このIDを非表示/違反報告)
白26 - 1国の33民さん» コメントありがとうございます!!これからヒロインとの絡みも増やしていきたいですね……頑張ります!! (2023年1月1日 22時) (レス) id: 3621e90142 (このIDを非表示/違反報告)
ミーネン - 初コメ失礼します。気になって読んでみたら手が止まらなくなり少し焦りました(笑)これからどんどん目が放せない展開になりそうでわくわくしています。お体に気をつけて。最後になりましたが明けましておめでとうございます。今年も勝手ながら応援させて頂きます。 (2023年1月1日 22時) (レス) @page43 id: 1c195c76a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白26 | 作成日時:2022年12月3日 22時