おかねのちからってこわいね！という名の四章 ページ12
私は気が付くと校門の前に立っていた。
周りでは運動部が大声を出し、ランニングしている。
あれ？なんでここいるんだろ。
午後の授業受けたっけ？
時計を見ると5時半。ちゃんと受けた………はずだ。
多分あの事件が衝撃過ぎて記憶が全て飛んでいる。
『………とりあえず帰って寝よう。うん…』
もしかしたら今までのが全て夢かもしれない。という希望に賭け、家で寝ることにした。
…ほんとに夢であってほしい。
_______
グ○りなんとか着いた今朝ぶりのマンションはなんだか騒がしいような気がする。事件？？
よくわからず、マンションの前をウロウロしていると、多分管理人さんであろうおばあさんが、私の名前を呼びながら向かってきた。
「Aちゃん…！！大変だよ…！！」
『どうしたんですか！？』
「実は……このマンションが買い取られる事になったんだよ…！！
だから急いで部屋を開けなくちゃ行けなくて…」
Why？え…？？買い取り？？マンション一棟？？
思考が全く追い付かない。
『えええ？？ちょっ、それはどういう……』
「と、とりあえず荷物まとめて来た方いいよ…！！大切なもの持ってきなさい！」
管理人さんに背中を押され、訳の分からないまま部屋へ向かった。
部屋に着き、一人になるとようやく頭が理解を始めた。
『……え、まだ転生1日目ですよね…？最初からホームレス？？』
通帳に一応貯金はあったはず……
それで暮らす？でも絶対足りなくなるな…
……この後の未来に光がさしこむ気が一切しない。
ほとんど無いAちゃんの私物と生活に必要そうなものをスーツケースに詰め込む。
あとは何も無いか……と机の引き出しを引くと、一枚の写真が入っていた。
それはとある家族の写真だった。
母親と父親。そしてまだ小学生にも満たない様な齢女の子だ。
裏をめくると、消えかけの綺麗な文字があった。
[ この写真を見つけてくれてありがとう。これは私の唯一の宝物なんです。
もし、私に何かあればこれを___(文字が掠れ解読不能)]
これは、きっとAちゃんが残した物だろう。
私はこの写真を絶対無くすまい。と大切にスーツケースに入れた。
『……ごめんねAちゃん…
せっかく託して貰ったのに初日でこんなことになるなんて……』
＜大丈夫。Aならいけるよ＞
バッと振り向くが誰も居ない。
Aちゃんの声……？
…そうだ。家が無くなったからって病む事はない。
これを逆手にとって、フラグ折ってやる！！！見とけよA！！
微かに笑う声が聞こえた。
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水上灯 - 主人公好きですｗめっちゃ面白いです、頑張ってください！ (2023年4月15日 12時) (
レス) @page10 id: 278a10c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい夢女子 - 初コメ失礼します！！白26様の言葉使いや話の題名などが面白くて一目惚れしましたぁ！自分はあんまり文章が上手くないので尊敬します！！ (2023年4月7日 1時) (レス) @page50 id: acd727f7b1 (このIDを非表示/違反報告)
白26 - ミーネンさん» コメントありがとうございます！！読んでくださり本当にありがとうございます！凄く嬉しいです！！今年も頑張るのでよろしくお願いします！ (2023年1月1日 22時) (レス) @page43 id: 3621e90142 (このIDを非表示/違反報告)
白26 - 1国の33民さん» コメントありがとうございます！！これからヒロインとの絡みも増やしていきたいですね……頑張ります！！ (2023年1月1日 22時) (レス) id: 3621e90142 (このIDを非表示/違反報告)
ミーネン - 初コメ失礼します。気になって読んでみたら手が止まらなくなり少し焦りました（笑）これからどんどん目が放せない展開になりそうでわくわくしています。お体に気をつけて。最後になりましたが明けましておめでとうございます。今年も勝手ながら応援させて頂きます。 (2023年1月1日 22時) (レス) @page43 id: 1c195c76a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白26 | 作成日時：2022年12月3日 22時
