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Aサイド


目が覚めると、体が縮んでいた!!なんてことはなく。



『あーつまんないなぁ、お腹すいたなぁ、暇だなぁ・・・。疲れた。』



牢屋に一人、取り残されていました。

さっき来た六人の話によると、ここには私の両親が連れてきたらしいです。



私が訓練できなさすぎて、家にはふさわしくないから殺し屋学校に預けておくと。
その辺に捨てると殺し屋の情報を言うかもしれないから、ここなんだって。


ここはお父さんも少しお世話になったらしい。



だから・・・・。







私に訓練をちょっと付けて、少し強くなったところで生徒に殺させる。

いわば、訓練台みたいなもの・・・らしい。




逃げ出したら殺すぞ、って赤髪の子に脅されちゃった。




家にいても(訓練で)死にそうになるし、逃げても死ぬし、どっちみち最終的には私・・・。

死ぬらしい。



やだなぁ。死にたくないよ。

多分、死なないようにするには強くなって、生徒からの攻撃に耐えなきゃいけないってことでしょ?




私・・・・ほんっっとに運動神経が皆無なんだよね。




ナイフを振れって言われたときにはナイフが地味に重くて全然振れなかったし。
銃を撃てって言われたときにはノイズと振動にビビって銃を投げ捨てちゃう始末だし。



殺し屋の家系に産まれたのが運の尽きだったよねぇ。



泣いちゃうよ。どっちみち死んじゃうなんて。





・・・・どうにかして脱出するしか、ないか。





牢屋の地面はコンクリートで掘れそうにもない。
鉄格子も頑丈で、幅も狭いから出られそうにない。




詰んだ・・・・・・・。







ぼーっと放心状態だった時、さっきの赤髪の子が来た。

よく見ると犬耳が生えてたり、目が紫と黄色のオッドアイで、小柄だしすっごく可愛い。



こんな可愛い子が殺し屋予備軍?!
まぁ同じくらい小柄な私が言えることじゃないけど。



赤髪くんは無表情で私の牢屋の鍵を開けると、ナイフの刃先をこっちに向けてくる。




『ひぃっ・・・・っ!』
「出て。逃げたら殺すから。」



なにそんな物騒なもの持ってるの!!
君みたいな可愛い子には似合いません!お母さん許しません←




『えっっと・・・?出して・・・くれるの?』
「違う。あんたを訓練場に連れて行く。さっき説明したでしょ?君は訓練台なんだよ。
何度も言うけど、あんたと一緒に生活する、俺も入れて六人の監視役がいるからね?
逃げるなんて、考えるだけ無駄だから。」



嘘・・・。
監視役・・・?

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さまー(プロフ) - 面白いですっ!更新楽しみにしてます。更新停止なんてもったいないです! (10月18日 20時) (レス) @page8 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ぬしさんの小説めちゃめちゃ好きです🥲💕 (2023年2月10日 22時) (レス) @page8 id: 9924b38b56 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈(プロフ) - 点P(私情で非ログになってます)(本物)さん» いえいえ〜大丈夫ですよ〜 (2022年10月5日 0時) (レス) id: f13dba8896 (このIDを非表示/違反報告)
点P(私情で非ログになってます)(本物) - 紗奈さん» ご指摘ありがとうございます。直しました・・! (2022年10月4日 11時) (レス) id: 2dc5605606 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈(プロフ) - stxxxや赤くんにタグを変えたほうがいいですよ〜 (2022年10月3日 21時) (レス) id: f13dba8896 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年8月13日 21時

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