1話 ページ2
英「やぁ。よく来てくれたね。」
北「会長直々に俺達に何のようだ？」
英「そこまで答えを急がなくてもいいじゃないか」
英智が寄りかかっていた背もたれがギッと鳴る。
英「まぁ、早い話…ある人を見つけてほしい。」
ス「ある人…？」
英「そう。名は白銀A。この学院の3年生でアイドル科唯一の女子アイドル。」
唯一の女子アイドルと英智が告げるとTrick starの顔に緊張が走る。
英「彼女、才能があるのに気まぐれでね…」
北「だが…なぜ俺達が？」
英智「ふふっ、よく聞いてくれたね。」
英智は急に真剣な顔つきでこう答える。
英「彼女は…君達が『SS』に出場するにあたって必要になる戦力だ。」
英「君達は他のユニットの力を借りて僕達fineを破り、Eveとも合同ライブを行った。」
真「それはまぁ、色々ありましたし覚えてますけど…」
英「…君達は感じなかったかい？自分達の光が、輝きがまだ弱いことに。」
腕を組みながら悪戯に笑う英智。
遊「……」
英「だけど彼女…Aなら君達の輝きを増す方法を教えてくれる。」
ス「今よりキラキラ出来るってこと…！？」
英「そう。あと僕自身がAに用事あるんだよね、ぶっちゃけ。」
遊「と、とりあえず白銀さん？を探せば良いって事だよね…？」
北「確かに俺達はまだまだ経験不足なところもあるだろう…。この話は受けても損はないはずだ。」
ス「よし、そうと決まればゴーゴー！！」
真「あ、ちょ、スバル！？先走るなって！！」
遊「え、皆待って〜！？」
北「……やれやれ。それじゃ、失礼しました。」
Trick starの面々が慌ただしく生徒会を後にすると、物陰から少女が出てくる。
「かなり重役を任されたみたいね、私。」
英「君なら出来るだろう？」
「どうかしら。でも、久々に面白そうな星達ね。」
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作者名：霜月 硲 | 作成日時：2017年8月15日 0時
