16.帰還 ページ28
衣「遅れてすみませんでした!!
どうか俺もTrickstarとして歌わせてくれませんか!」
こちらに着くなり土下座してこう謝るのは真緒。
それを受けてとりあえず衣装を差し出し声を掛けるA。
真緒の登場に真っ先に気づいた凛月は嬉しさ半分面倒さ半分という様子だった。
「とりあえず面をお上げ〜、まおくん。
私からお願いしたいとこだよ〜、スバルくんが帰ってくるまで頑張ろうね〜。
まおくんがいないとTrickstar名義じゃなくてさ〜、私の方のユニット名で戦うことになっちゃうしね〜?
衣装だよ〜、急いで着替えてね〜。
もう始まっちゃうから〜」
その言葉を聞くとがばっと起き上がり衣装と一緒に物陰に移動し着替える真緒。
その表情は明るく晴れわたったものだった。
真緒が着替え終わった数秒後。
嵐「アタシたちの緒戦の始まりよォ〜!
悪いけど、勝つ気で行かせてもらうからねェ?
さあ行きましょ。凛月ちゃんに司ちゃん」
衣「俺らもあいつらに負けるわけにはいかないし。
頑張りましょう、A先輩!」
メンバーの欠けるふたつのユニットが表舞台に現れる。
沸き上がる歓声。
そしてその多くがTrickstar側に向けられたものだった。
「……ふふ、ちょっと予想以上だけどね〜、作戦成功〜……。
まおくんたちの宣伝もしたし〜、Knightsも出るってやったし客入りは上々〜……。
私はただ客寄せパンタてきなことをしただけ〜……。
あとはみんな次第だよ〜……?
TrickstarもKnightsもね〜……。
あ、けーととくろーとそーまくんがいる〜!
やっほ〜!」
衣「先輩がこんなに……。
あとはスバルたちを信じて戦うだけ。
頑張れ俺……!」
Aの策であつまったたくさんの人々。
それはAがネットで築いた影響力を駆使したものだった。
さっき撮った写真やなんやらを使って宣伝する。
それを見たAのファンがこのステージの周りにたくさん集まっているわけだ。
そこからは両者のライブ対決が始まる。
そんな過酷な戦いも開始から十数分経過しようとしていた。
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むいのすけ717 - リンリンさん» コメントありがとうございます! (2020年2月17日 21時) (
レス) id: 08942b1695 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン - 〇〇しないと出られない部屋 読みたいです (2020年2月17日 16時) (レス) id: 26c1cf33a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むいのすけ717 | 作成日時：2019年12月23日 23時
