【番外編】初夢 1 ページ11
時は1/1の朝4時。
正月だからといって特に何をする予定もなく、
せっかくの休日だからと昼まで寝ようとしていたAのところにその電話はかかってきた。
「……ふわぁ……ふ……ん……?
もり……さわ。
……あ〜、何用かな〜……?
わたしゃあもうすこし寝たい……ふわぁ、ふ……」
ベッドからもそもそと腕だけを動かしスマホを取るA。
電話の主は千秋だった。
起きるのは面倒だなと一旦拒否したAだったが、
切ってすぐにまたかかってきたのを見て緊急なのかな、と電話に出ることにした。
「……明けましておめでとう〜……。で＿＿＿」
千「あっ、明けましておめでとう!!
こんな時間に電話してすまないとは思うが……。
お、お、俺、呪われてるのかもしれないんだ……!
頼む、頼むから電話を切らないでくれ!
今誰も話す人がいないと死ぬかもしれん!」
Aが電話に出だ瞬間笑顔になったのがわかるほど感情を出しに出した千秋。
その声はめずらしく涙声で、よっぽどのことがあったのかと目が覚めるA。
「えっ、えっと〜?
ど、どうしたのちあき?
とにかく電話は切らないからさ〜、落ち着いて〜」
千「悪夢、悪夢を見たんだ!
すごく恐ろしい夢だった……。
そう、たくさんのナスが……ナスがあああああああ!!!!
俺に向かって走って来るんだ……。ニコニコ笑ってな……。
そして俺の家族が出てきてみんなで俺にナスを食わせるんだ。
あのおぞましいものを口に入れてくるんだ……。
ああ……思い出しただけで寒気がするぞ……」
そう言ってパタリと倒れる千秋。
一方何事かと思って聞いていたAも力が抜けてベットに倒れる。
「……なんだ〜……。
ちあきには悪夢かもだけど〜……。
ちあき〜、聞こえてるかな〜……?
ナスが出てくる初夢って縁起いいんだよ〜、よかったね〜。
ちあき、今年すっごいいいこと起こるかもね〜……。
ふわぁ、じゃあ、おやすみ〜……」
そう言って電話を切るA。
一応L○neも送ってまた眠りについたのだった。
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むいのすけ717 - リンリンさん» コメントありがとうございます! (2020年2月17日 21時) (
レス) id: 08942b1695 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン - 〇〇しないと出られない部屋 読みたいです (2020年2月17日 16時) (レス) id: 26c1cf33a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むいのすけ717 | 作成日時：2019年12月23日 23時
