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カラスの鳴く声が聞こえる。
弟たちの肩で息をする音が聞こえる。
誰かが＿＿エースだ。エースが地を蹴った音が聞こえる。
おれは、体を右にそらした。
ずざぁぁぁっ、と右側で音が聞こえた。
エースがﾁｯと舌打ちをした音がした。
カラスが鳴いた。
『ねぇ、そろそろ夕暮れじゃない？カラス鳴いてるし』
「ま、まだだ！まだ、夕暮れじゃねェ！Aに攻撃当たってねェ！！」
『いや、でも皆んな疲れたでしょ。そろそろ帰らない？また明日やればいいからさ、どうやっておれに攻撃するか考えてりゃいいだろ』
「嫌だ！！！」
さすが、主人公。頑固だ。おれは呆れた笑みを浮かべて、頭をかいた。普通におれが疲れたからやめたいんだけどなぁ……
「おれもルフィに賛成だ！まだ終わっちゃいねェ！！おれは向き合ったら逃げねェんだ！」
『いや、別に逃げじゃないんだけど』
何でこんなとこで君の名言出しちゃうの。それ言う相手はおれじゃないだろ、どう考えたって。
「お、おれだってまだやめねェぞ、A！！
よし、2人とも一回集合だ！！作戦考えるぞ！」
今から……？今から作戦考えて、実行すんの？それもうちょっと早くからやってくれないかな。
今更ながらの作戦会議として、3人でちっちゃくなってヒソヒソと話し合う弟たち。おれはそれを頭を掻きながら待つことしかできない。
これがラストチャンスかな。
「よし！これで行くぞ！！」
やがて元気な声が聞こえた。心なしか、声が自信満々だった。
弟たちは3人でおれを中心にして正三角形を作り出した。そして、「せーーの！」という掛け声と共に走り出し、3人同時に振りかぶった。
これ、おれがよけたら3人で攻撃し合うというカオス展開では？うーん、流石にそれは可哀想だな。
そう思ったおれは、まず初めに右手で右にいた奴＿＿サボをグイッと引っ張った。そして、片手でサボを抱き止めた。
「うおぉおっ！？」
「サボ！」
後方からルフィの声が聞こえた。ルフィの足元を足で軽く蹴って、体制を崩させた。
「うぉあっ」と間抜けな声が聞こえたが、エースの攻撃をしようとする拳は止まらない。大きくジャンプして、操縛布を左手で操り、近くの木に伸ばしてその木へと着地。
エースは己の攻撃速度を殺すことができず、その勢いのまま、ずざぁぁぁと転けた。
『はい、これでもう終わりね。オーバーワーク。これ以上は残業だから』
くそぉｯ、と誰かから声が漏れた
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笑舞♪(プロフ) - 潮見さん» コメントありがとうございます！1番！！めちゃくちゃ嬉しいです…！更新頑張ります！ (2022年10月29日 16時) (
レス) id: 938f6d2c76 (このIDを非表示/違反報告)
潮見 - 面白すぎます！ASLの兄貴っていう作品の中で1番好きです！更新楽しみにしてます〜 (2022年9月26日 8時) (レス) @page39 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
笑舞♪(プロフ) - 紅碧さん» コメントありがとうございます！好みドンピシャ！嬉しいです！これからも更新頑張りますね〜！ (2022年9月24日 15時) (レス) id: 938f6d2c76 (このIDを非表示/違反報告)
笑舞♪(プロフ) - seeenraaaさん» 返信遅くなり、すみません。も幸せだなんて…！嬉しい限りです。これからも、頑張って更新しますね！ (2022年9月24日 15時) (レス) id: 938f6d2c76 (このIDを非表示/違反報告)
紅碧(プロフ) - めちゃくちゃ最っ高でした！！私の好みにドンピシャでニヤニヤしながら見ちゃいましたw続き楽しみにしています！ (2022年9月20日 21時) (レス) @page36 id: 48ad6ad27f (このIDを非表示/違反報告)
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