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おれの始めの言葉に、まず動いたのはルフィだった。
「ゴムゴムのぉ〜〜……！」
かなり特徴的で脳天気な掛け声が聞こえたからか、その近くにいたエースが的確にルフィの顔に拳を入れた。ルフィはその衝撃で尻餅をついた。
痛ぇ！！！と顔を手で覆うルフィ。ちょっぴり得意げに笑ったエース。それらの音を聞いてエースにパンチをしたサボ。それはクリーンヒットして、エースも仲良く尻餅をついた。
なんというかまぁ……簡潔に言えばサボが漁夫った。ため息しか出ない。
あっけらかんとしている3人におれは頭を抱えながら苦笑した。
『あー……まぁ、うん……。
お前ら、軽率に動きすぎ。特にルフィ』
ゔっ……と言葉に詰まったルフィ。エースはそれを見て勝ち誇った笑みを浮かべた。兄貴としては微笑ましいが、コイツらの師匠としてはそんなこと言ってやれない。
この修行には、あわよくば原作よりもルフィたちが強くなって頂上戦争が有利に進めたら良いなぁ、なんていう欲望が込められている。
俺は3人の目隠しを解いてやった。
『先手必勝という言葉があるし、先に攻撃することは戦闘において重要な役目を担っていると思う。
だが、先手を取るために無闇矢鱈に攻撃するのは違う。簡単に躱され、攻撃後のちょっとしたスキを狙われてしまうからな』
真面目な顔で話を聞く弟たち。いつものようなおちゃらけた雰囲気は無く、少しでも強くなりたいという思いが溢れている。
おれはその様子を見て、小さく笑った。
『じゃ、次はおれが目隠しをする。
お前らは目隠ししなくていい。おれを攻撃しろ』
えっ……と言ったような顔をする3人。それにおれは好戦的な笑みを浮かべて言ってやる。
『大丈夫。
お前らの攻撃なんて、おれには当たらねェからよ』
兄貴に煽られた。
そう理解した3人はむっとした顔をして、構えをとった。
『おー、怖い怖い。
じゃあ、おれが目隠ししたら攻撃したっていいからな』
視界が暗くなる。ギュッと目隠しを結んだ途端、前方から蹴りが飛んできた。軽々と躱して、考えた。この蹴りの感じ、エースかな。
『素直に真正面からの攻撃は躱されやすいよ、エース。
姑息に攻撃しろ〜？あ、因みに背後からの攻撃はバレちゃってるからね、サボ』
名指しで言ってやれば、「え！？」とルフィが声を上げて驚いた。
『言っただろ？
お前らの攻撃なんて、おれには当たらない。
姑息に意地汚く。どんな手を使ってもいい。おれを欺け』
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笑舞♪(プロフ) - 潮見さん» コメントありがとうございます！1番！！めちゃくちゃ嬉しいです…！更新頑張ります！ (2022年10月29日 16時) (
レス) id: 938f6d2c76 (このIDを非表示/違反報告)
潮見 - 面白すぎます！ASLの兄貴っていう作品の中で1番好きです！更新楽しみにしてます〜 (2022年9月26日 8時) (レス) @page39 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
笑舞♪(プロフ) - 紅碧さん» コメントありがとうございます！好みドンピシャ！嬉しいです！これからも更新頑張りますね〜！ (2022年9月24日 15時) (レス) id: 938f6d2c76 (このIDを非表示/違反報告)
笑舞♪(プロフ) - seeenraaaさん» 返信遅くなり、すみません。も幸せだなんて…！嬉しい限りです。これからも、頑張って更新しますね！ (2022年9月24日 15時) (レス) id: 938f6d2c76 (このIDを非表示/違反報告)
紅碧(プロフ) - めちゃくちゃ最っ高でした！！私の好みにドンピシャでニヤニヤしながら見ちゃいましたw続き楽しみにしています！ (2022年9月20日 21時) (レス) @page36 id: 48ad6ad27f (このIDを非表示/違反報告)
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