Sun rise°掛け替えないカタチ°.03.

バカ！ ☆Miyake ページ36

Aのバカ！

何してくれてんだよ、何がしたいんだよ！！





長「健、落ち着いて」





俺はAのやったことが許せなくて、

剛を犠牲にして、それでもまだワガママで、

そんな彼女に苛立ちを隠せないでいた。





健「だってムカつくじゃん、

今までの態度といい、許せないよ！」





最初は反抗期かって思ってた。

たぶん理由があるんだって思ってた。




でも、ここまでされちゃもう黙ってられない。





剛「俺も許せねぇよ、ムカつくし。

でも自由にさせてってあいつに言われた時、

AはAなりに

何かと戦ってんのかなって思ったんだよ」




坂「…相談、したかったのかもな、

少し前舞台の現場まで顔出してきて

何か言いかけたんだけど

その時聞いてやれなくてさ」





剛と坂本くんはそう言うけど、

俺にはやっぱりわかんないよ。





健「俺ジャニーさんに本当のこと話してくる」




剛「ちょ、やめろって」




健「これが正解かはわかんないけど、

このままは絶対に嫌だ！」





俺は剛の手を振り払って社長室に走った。



すると、社長室の扉は開いていて、

ジャニーさんが頭を抱えているのが目に入った。





健「ジャニーさん？」




社「…もう何が何だか…」




メンバー「健！」





ジャニーさんの前で立ち尽くしていると、

俺を追いかけてきたメンバーも立ち止まった。





坂「何かあったんすか？」




社「…もう自分たちで決めてよ

Aがお酒を飲んでいたことは聞いた、

そして本当のことを伝えに行くと出て行った、

止めるのが正解なのか、これでいいのか

もう分からなくなっちゃったよ」




健「…っ」




剛「…勝手に動いてんなよ」




井「ちょっと待て！どこ行くんだよ？」




健「決まってんじゃん！」





俺はすぐに社長室を飛び出した。




悔しいじゃん、なんでいつも先に先に

1人で決めて突っ走っちゃうんだよ！




本当にバカ！

おかえり ☆Okada→←勘違い ☆you

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