secret xxx.... 04

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｢いいですね島根♪僕たちもご一緒できたら良かった｣




"ふふふっ"と笑う侑李の笑顔は天使みたいで大好き。




｢夏休みぐらい、"龍雅"から離れさせてよ｣




あたしが冗談ぽく、そう言うと




｢まぁ確かに春から夏にかけて色んなことありましたからね。
今回はリフレッシュのつもりで楽しんできてください｣




優しい声色とあたしへの思いやり。




侑李はホントに優しい人。




この2ヶ月でそれが本当によく分かった。




そりゃ女の子たちにモテるわけだ。




でもあたしは侑李のその優しさを今日裏切ってしまう。




侑李にお願いされたのに………。




"勝手に離れないで"って。




震える程の恐怖と戦いながらお願いしてくれたのに………。




裏切っちゃってごめんなさい。




｢でも勉強もしないとダメだよ｣




ホント相変わらずお兄ちゃんみたいなこと言うな裕翔。




｢分かってるよ｣




ずーっと一緒にいるのに、裕翔には面倒見てもらいっぱなし。




いつもそばにいてくれてた。




寂しいとき裕翔がそばにいてくれると安心することができた。




でも、この関係も今日までなのかな。



今日が終われば、きっともう………。




｢お土産宜しくね♪｣




ニッと出た八重歯とかわいらしい笑顔。




初めて会った時は大人っぽいなって思ったけど
実際は小学生にも負けない"はっちゃけ度"。




ホント光は"見た目は大人、中身は子供"みたいな人だね。




｢気が向いたらね♪｣




｢えーっ!!! 頼むよぉ土産!!!｣




｢光くんがいい子にしてたら、買ってきてあげまちゅよー♪｣




｢はーい♪光いい子にしてまちゅ!!!………ってバカにすんな!!!
どこのガキだよ!!!｣




｢ハハハッ♪｣




光の明るさと笑顔は、いつも輝き続ける太陽のようで………
たくさんの元気をもらってた。




もらいっぱなしで裏切るなんて最低だよね。




ごめん………ごめんね光。




笑っているあたしの姿を涼介はじーっと見つめていた。




まるであたしが何を考えているのか読もうとしているかのように。




｢りょっ涼介………どうしたの？｣




ちょっと声が震えた。




バレちゃいけないのに。




｢お前………｣

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