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次の日。


今日はわざわざ早く来て、早めに準備を済ました。


私の中で「何か」が変わったから。


『御影くん、少し来てくれる?』


「…なんだ。」


そう言いつつも来る御影くん。


まあ、これを無視したら評判下がるもんね。


「なんだ?俺、お前と違って忙しいんだけど。」


『ふーん。そうなんだ。まあ、そんなこと知らないけど。』


「は?なんだよその口の聞き方。マジうぜぇんだけど。』


面と向かって「うざい」と言ってきた玲王に何かが込み上げてくる。


それは、怒りでも悲しみでも無く。


笑いだった。


『はは、はっはっはっはっはっ!御影くんさ、そんなに私のこと嫌ってくれた?なら好条件だね!


 …別れよう!』


「は…?」


『だって御影くん私のこと大ッ嫌いじゃん!


 もう付き合ってる理由も無くない?大好きな裂山さんと付き合ったら?』


 私が昨日決意したこと。それは「玲王との別れ」。


きっと…あの人は私のこと嫌いだし。


周りに人が集って来るのも、もう、気にならない。


そして、その中にはクソ女の裂山も。


裂「そんなこと言ったら玲王くんがぁ…」


『貴方は少し黙ってて。』


裂「え…ヒックヒック…」


「おい、裂山が泣いちゃっただろ!?どこまで裂山をいじめたいんだ?」
 

嗚呼、この人は…物事を外面でしか見られない…浅はかな人なんだな。


言い返し方…どうしよう…


凪「何馬鹿な事言ってんの、レオ。
 

  本当に彼氏なの?いじめられてたのはAだよ」


言い返したのは、意外にも凪くんだった。

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わわわ(プロフ) - 羽鶴さん» キャー嬉しい!!嬉しすぎて宇宙まで行ける!ありがとうございます!!励みになります!! (8月13日 10時) (レス) id: 9aa7a850a6 (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - 読んで良かった…コメント中々できなくてごめんなさい!玲王くんの小説も上手いとか本当流石ですわわわさん…。恋愛系もこういう悪女系?もドッッタイプの作品でございます…。凪オチも書けるとか最高すぎないかーーー!!!大好きです! (8月8日 20時) (レス) id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ*(プロフ) - わわわさん» :-) (8月4日 17時) (レス) id: 15ebe7dc43 (このIDを非表示/違反報告)
わわわ(プロフ) - ツバキ*さん» :-) (8月4日 13時) (レス) id: e029d1ca7f (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ*(プロフ) - お、わーちゃんが更新した!(*’ω’ノノ゙☆パチパチ (7月29日 13時) (レス) id: 15ebe7dc43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わわわ x他1人 | 作者ホームページ:パァ  
作成日時:2023年4月4日 20時

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