お菓子の世界 -part 3- ページ30
まふまふ Side
「こうするしかないの」
優さんの言葉が脳内でリピートされる。
目の前にはもう動かない彼が寝転がっている。
……死んだ?そんな……!!
「私は最後の一人になる。だから
_________死んで下さい」
彼女は日本刀を振り上げた。
僕はそらるさんの手に握られている包丁を手に取って、彼女の腹部に刺した。
彼女は日本刀を落とし、ゆっくりと倒れていく。
_____最後の一人が決まった瞬間だった。
☆
気がつくと、僕は倒れていた。
起き上がると、そこはお菓子の世界では無かった。
ここは、もしかして……。
「ここは始めに来た漆黒の世界。最後の一人は貴方です。おめでとう」
笑ってAは拍手をする。
「では、賞金を……」
「待てよ」
「?」
「賞金なんか要らないから、皆を返して。色々な世界を創れるんなら、
皆を生き返らせる事だって簡単な筈だ!!」
僕がそう叫ぶと、Aは「そうですね〜」と溜めて言う。
「確かに出来ますが、嫌です」
「何でだ!!」
「……良いでしょう。その理由をお答えします」
それは、とても残酷なAの過去から始まった。
☆
最近寒くなり始めましたね。
昨日の更新出来なくてごめんなさいm(_ _)m
もう直ぐで終わりですね…。
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千冬(プロフ) - コメントありがとうございます。優しいお母様の言葉に心を打たれました。虐められてから笑う事も自分から好きになる事もあまり無かったので、これからは積極的に好きなものを見つけて生きたいと思います。この作品を気に入ってくださり本当にありがとうございました。 (2017年10月28日 20時) (レス) id: 524936adfc (このIDを非表示/違反報告)
透夢(プロフ) - 最後の方のいじめのお話で泣いてしまいました。私もいじめられていたことがありますがお母さんに言われました「いじめる暇人の相手するくらいなら自分の好きなこと見つけなさい」と。なので、好きなことを見つけてみてください。(この作品、共感できて好きです) (2017年10月28日 18時) (レス) id: 4ad2cac8b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千冬 | 作成日時:2017年10月8日 9時