廃病院の世界 -prat 4- ページ15
坂田 Side
「え……なん、で……」
銃を握る強さが弱くなる。何処か遠くを見つめるようにして、彼女は続けた。
「私は、友達を殺してでも生きたいとは思わない。それに、もし生き残ったとしても、
その後24人の死を背負って生きていかなければならない。私には重いんだ。だから、殺しても良いよ」
俺は戸惑いながらも、銃をセットする。
「そうだな。確かにそれは重い。俺も最後の一人になるのは怖い。でも、死ぬのも怖い。
だから、俺は全て運に任せる」
死ぬのも生きるのもどちらとも決められない。
けど、自分が満足のいく結末を向かえる事が出来たら、それでいい。
「そっか。じゃあ、頑張ってね」
「ありがとう」
俺はそう言って、銃で彼女を撃った。
彼女はゆっくりと倒れていく。
頬には涙が流れた跡がある。でも、死に顔はとても美しくて、笑っていた。
ごめんな。
……さてと、志麻の所へ行くか。
振り返ると、其処には志麻が血の気が引いたような顔で立っていた。
「志……麻……？」
「く、来るな！！」
志麻は俺の顔を見るなり、直ぐに逃げてしまった。
……もしかして、俺が彼女を殺してしまったから……！！
俺は、ただ立ち尽くすことしか出来なかった。
☆
同じ言葉が連呼してる……。
浦島坂田船メンバーの口調と性格がわからないので想像で書いてます。
もしかしたら別人みたいになってるかもと思うと怖いですねw
廃病院の世界 -part 5-→←廃病院の世界 -part 3-
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千冬(プロフ) - コメントありがとうございます。優しいお母様の言葉に心を打たれました。虐められてから笑う事も自分から好きになる事もあまり無かったので、これからは積極的に好きなものを見つけて生きたいと思います。この作品を気に入ってくださり本当にありがとうございました。 (2017年10月28日 20時) (
レス) id: 524936adfc (このIDを非表示/違反報告)
透夢(プロフ) - 最後の方のいじめのお話で泣いてしまいました。私もいじめられていたことがありますがお母さんに言われました「いじめる暇人の相手するくらいなら自分の好きなこと見つけなさい」と。なので、好きなことを見つけてみてください。（この作品、共感できて好きです） (2017年10月28日 18時) (レス) id: 4ad2cac8b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千冬 | 作成日時：2017年10月8日 9時
