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『岩さん、玲於…………』
{すごい顔だな、おい、(笑)
大丈夫か?}
岩さんがタオルで顔をおもっきり拭く。
『痛い!痛いよ!!!(笑)』
{そう、笑ってろ(笑)}
{Aちゃん、仕事終わったの?}
『うん、終わったよ?』
{俺らも今日はそれどころじゃなくて終わり
玲於とご飯行くからお前もおいで}
『あ、ありがとうございます!』
言葉に甘え岩さんの後ろを玲於と歩く
{大丈夫?}
『ん?』
{亜嵐くんも落ち込んでる。
きっと今日Aちゃんの家にいるよ?}
『なんで、亜嵐が落ち込むの?(笑)
バレたから?(笑)』
{いや、}
『今は亜嵐の顔見たくないんだ。』
{そっか}
『気ぃ使わせてごめんね?玲於』
{ううん、俺は全然。}
{さぁ!ついた!飲むぞA!!}
『はーい!(笑)
さ、玲於いこう??』
たくさん食べて飲んで私と岩さんは
もうほろ酔い
やだよー酔っ払いなんて言う玲於の頭を
なで回しながらダンスの話をする。
話しも尽きて静かになる。
その空気に耐えれずメニューをひらき
『次なに飲もうっかなーーー。』
{おい、A}
『ん?なぁに?岩さん?焼酎飲むの?』
{違う、聞けA、}
きた、ドキドキするけどだまって岩さんの
顔を見る。
玲於まで固まってる。
{何で泣いてた??}
『え?』
{亜嵐だろ?}
え?いや、なんて繰り返す私
{認めろ。}
そう言われたらまた思い出して涙がでそうになる
{お前が一番きついと思うよ?
あんだけ一緒にいるんだから。
でも亜嵐も結構きてる}
『なんで、』
話そうとする私を止め岩さんは続ける
{俺違うんですって言ってた。
彼女でもなんでもないって}
『え?』
{ここからは二人できちんと話せ?}
だからもう泣くな?
送るから帰ろ?ってご馳走してくれたあげく
玲於と岩さんはタクシーで家まで送ってくれた
{じゃーな!}
『ありがとうございました』
{またねAちゃん}
『うん、またね。』
大丈夫だから。最後に岩さんにそう言われ
岩さんと玲於は帰って行った
あー、泣きすぎた。お風呂入りたいな。
なんて思いながら部屋に向かう。
あれ?電気消えてる?
てことは亜嵐いないのかな?
そう思い部屋に入ると
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白濱萩花 - とても、感動しました。面白かったです。 (2017年11月1日 19時) (レス) id: 79071412cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rion | 作成日時:2016年4月21日 11時