【銀魂】攘夷ずの幼なじみは最強でした4

独占禁止法 ページ10

あ「え？」

高「二度も言わねェと理解できねーのか」

え？という口で停止した。

そんな間抜けな白夜を横目で見て呆れる高杉。

今白夜は浴衣を着て高杉と毎年恒例の祭り巡りを誘い、玉砕したとこだ。

いつもなら高杉もスタンバってるのにこないからおかしいとは思ったがまさか

「今日の祭りにゃ行けれねー」

と言われるとは。

あの祭り好きなこの男が。

ということでいまに至る。

そんな白夜にまた呆れ高杉が喋る。

高「だから今日の祭りは銀時でも誘って行ってこいや」

折角浴衣着てるのだからと、そうつげた。

あ「え」

あ(晋助がおかしい!!!!)

普段から死ねとか言ってる人の名前を出すなんて。

そんな白夜の思いを見透かしたのか

高「どーせあいつ暇だろうからなァ」

あ「なるほど」

納得した。

それを見て高杉は

高「だからさっさと出てけ…酸素が減る」

立ち上がり白夜の肩をくるっとして追い出しピシャッと戸を閉められた。

あ「…いつも通り冷徹だ」

ため息ついて銀時の元へ向かった。

白夜の遠ざかる足音を聞き少し顔を歪めた高杉を知るよしもない。



銀「…俺と？」

あ「だからそう言ってるでしょ」

今銀時は上手く脳がまわってない。

それもそうだまさかあの"祭りは高杉とだけ"というか高杉に独占されてる白夜に誘われるなんて。

独占禁止法にかかってる高杉をすり抜けてくるなんて。

銀(何があった高杉)

とまぁ、先程の白夜みたいな事を考えてた。

そんな停止状態の銀時に呆れ

あ「嫌ならヅラ連行するからいいよ」

そう言ってさろうとしたが、

銀時がいち早く動きは白夜の右腕を掴んだ。

銀「嫌じゃないよ銀さん!!」

必死な銀時に若干引きながらも行くことにした。

そんなこんなでチャンスがまわってきたと思う天パ。

祭りへの道中慌てすぎて見てなかったがよくみると白夜がいつもと違う。

銀「浴衣着てんのか」

いつも男みたいな格好ばかりしてる奴が女らしい可愛い格好をしている。

あ「よくわかんないけど祭りの時は着ろって晋助うるさいから」

前回もそうだったから。

銀「…へェ」

返事をしながら少し嫉妬をしてしまった。

あ「私こういうの似合わないのに」
銀「んなことねーよ」

即否定された。

あ「…え？」

銀「似合ってらァ」

真剣に見据えて言われたからだろうか

その言葉に心から嬉しいと思った

そんな自分に気付き胸が熱くなった。

あ(まただ//)

己を殺すということは→←男は皆…(笑)

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