検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:67,270 hit

いきなりでてきてじゃじゃじゃーん ページ14

あ「高杉、もうやめろよ復讐なんて」

白夜も高杉の背中に両腕をまわした。

一瞬高杉がピクリとしたが後は反応がなかったからそのままで。

あ「…お前に復讐なんて似合わない」

優しいから。とは言えないから精一杯の言葉で伝えようとした。

高「…」

高杉は返答ができなかった。

いつも通り嫌味の1つでも言ってやろうとしたが言葉がでてこなかったから。

復讐なんかじゃなく

そんなドス黒いモノじゃなく

以前の

大切なモノを得ていた頃の自分が

それを望んでいるから。


そして大切な人の言葉を今なら享受できるから。

―大切なモノを見付け、そして護りなさい。


もう大切なモノを持ちたくない


失う恐さを知ってしまったから


己の無力さはもう痛いほど痛感してる。


だからこそ、目を背けてたのに


それをこの女は無理矢理やめさせようとする。


ひどく強引で雑だが


そこには優しさがあった。


その優しさがあの人に似ていたからこそ


惹かれてたのかもしれない。


今だ腕のなかに収まっている白夜を見つめた。

先程まで泣いていたのだから当然だが

目はやや赤く潤んでて

いつもの強気な女は見受けられなかった。

弱々しい、ただの女。

それでも大切なモノを護るため鎧で身を固めてる。

随分と不器用な奴だ。


コイツは


俺と同じ


失うことに怯えている





ただの小心者なんだ―。



同じ小心者同士ならば


共に苦しみながらでも進んでいけるのでは?



ふとそんなことを思った。


コイツならば、いいのかもしれない。


コイツだから、護りたいんだ。


高「俺ァ……」


高杉も変化していく、

失うことを恐れ護ることをやめ

復讐の道を歩む獣は

同じ苦しみを背負う

たった1つの護りたいモノを傍に

再び師が

かつての仲間達が

願う光の道へ足を踏み出そうとしていた。


孤独をわけあうことができたから

もう1度誓おうと―。



グラッ



その時船が揺らいだ。




あ「何だ!?」


白夜や他の船員が焦るなか




高杉だけはその訪問者が誰だかわかってた。





高「―神威」









‐‐‐‐‐‐






威「侍の星にまた来ることになるとはねニコニコ」


阿「また死にかけるのはごめんだぜおじさんは」






‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐






高「コメントか評価よろしくなァ」

世界は意外に狭い→←オチ決定とのほほん



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (273 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
250人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

銀魂、LOVE - これ、面白いですね!続き楽しみにしています! 更新頑張って下さい!! (2020年4月19日 16時) (レス) id: 98a3710ab0 (このIDを非表示/違反報告)
ライ麦パン(プロフ) - 凄い面白いです!更新頑張って下さいね (2019年1月10日 2時) (レス) id: 2be374999b (このIDを非表示/違反報告)
未来 - すごい面白いです!!楽しみに更新待っていますね!!頑張ってください! (2016年9月12日 20時) (レス) id: 691f996cf5 (このIDを非表示/違反報告)
華恋 - この小説すごい面白かったです!!これからも頑張ってください (2016年1月25日 7時) (レス) id: ef10c17502 (このIDを非表示/違反報告)
キラ - めっちゃ好き( *´艸`) (2015年12月9日 0時) (レス) id: 2a19c64327 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りゅーみん | 作成日時:2014年4月24日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。