人参食べたら結婚してくれるって言ったじゃん！ (ページ27)

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27口目と次作アンケートページ27

椅子の上で目を覚ます。気が付けば椅子の背もたれから背中がずり落ちて、だらしない格好でゲームに行っていたようだ。

慌てて立ってカーテンの向こうを覗けば、もう誰もいない。サバイバーはみんな帰ってしまった。

いや、期待してたわけじゃないし、むしろ好都合かな。だってすごい下手なプレイ晒しちゃったし…一人縛ってあとはナワーブくん追っかけ回してたらその一人が助けられて全員脱出ってさあ…
炎も見られちゃったし、上手く扱えてるならまあまあ。でも私の炎が燃やしたのはその辺の雑草だけ。

情けないよね、なんでだろう。まだ理性と本能のコントロール上手くできていないんだろうなあ。

ナワーブくんにどんな顔して会えばいいんだ、なんて思いつつ高い天井を仰いで顔を手で覆った。
「はあー…」

大きく溜息をついても、今ここにそれを拾い上げる人はいない。だから自由に嘆く。
「……上手くなりたい、コントロール出来るようになりたい……あと……うーん……」
悲しい事に大雑把にしか思い浮かばなかったので項垂れた。

「……ナワーブくん、なんて思うだろ…こんなひどいハンター。」
そう、そこなんだよねやっぱり。
ハンター業に公私混同はするべからず！みんな平等に狙って思ってボコらなきゃいけないのに、ナワーブくんを見ると私の全部が追い掛けたがっているって感じで…なんだろう、私の全部がナワーブくんを求めてる…？

……いや、その考え方はない。恥ずかしい、何考えてるの…頭がおかしい…
「……うわあああ！なんなの！もう！」

刹那、ドンドンとやや力強くハンターロビーの扉が叩かれた。
ああ、次のゲームもう始まるのかな。それなのに私がここに居たからだろうか。
「いま出まーす！」
とりあえず返事だけ扉に投げかけて、慌てて扉を開いた。

そしてそこにいたハンターに謝るため口を開いた、けれどそこに居たのはハンターじゃなくって
「…えっ、」
ナワーブくんだった。

「遅い」

もしかして、ずっと待っててくれたんだろうか。

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こんにちは、鯖原です。
この度は人参略をご愛読いただきましてありがとうございます。
小説がだいぶ安直な流れになってきましたね、非常に申し訳ないです。

さて、今回は次作決めにご協力頂けたらと思いアンケートを作成してみました。
一票でも頂けたらとても嬉しいです、宜しく御願いします。

アンケ
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