京都府警のお人形警部【名探偵コナン】

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佐藤 side



由｢大胆……！｣

松｢コイツは昔からこうなんだよ。酔ったら直ぐに甘える｣

貴｢んふふ……｣

｢｢『わ、笑った……！』｣｣

出会ってからまだ数日だが桜木警部が笑っているのは見たことがなかったから驚いた

由｢かわいい……｣

苗｢ですね……｣

松｢これ、置いとくから。｣

松田くんは器用に桜木警部を抱っこしたまま1万円札を取り出す

『え、いいわよ！』


松｢コイツが迷惑かけた礼だ。じゃあな｣

迷惑って……むしろ癒されてた……

由｢言動までイケメン……｣

苗｢すごい……｣

『明日お礼言わなきゃね……それにしても』


｢｢『恋人みたいだった……』｣｣






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松田 side

Aに話したいことがあって電話をするとなかなか出ない上に、出たと思ったら佐藤が出て、しかもAは酔って寝ていると……

迎えに行くと昔のように正面から抱きついてくる

『お前、車は？』

貴｢おい……てきた……｣

『そーか』

なら好都合と、自身の車の助手席に乗せる

『ホテルは？』

貴｢…あっち……｣

指を指すも、そこ今飲んでた店だろ…


『うち来るか？』

貴｢…ん……｣

そう遠くない自宅まで車を走らせる
隣からは寝息が聞こえてくる。


『ほんと、帰ってきたって感じだな……』


昔と何も変わらない。
昔もコイツは呑むとすぐに潰れて、よくこうして帰っていた。彼女持ちの伊達以外は全員抱っこしたことある気がする……


基本俺だったが……
コイツは俺の気持ちも知らねぇんだろな……









『着いたぞ……起きるわけもねぇか』


自宅について声をかけるも起きないから結局抱っこすることになる


『ほら、首に手回せ』

貴｢んー……｣

こいつは何故か横抱きだと嫌みたいで、いつも正面から抱きついてくる

『……昔より軽くなったな……』

貴｢……｣

マンションの階段を登っていると

貴｢……んふふ……じ、んぺーく、んの匂い……｣

『っ！！』

そう言って体に巻き付く腕と足の力を強める

『……はぁ』

家を開けてベットまで運ぶ

『ほら、ベットだ。手離せ』

貴｢ベット……｣

ベットに寝かして手が離れたのを確認して体を離して、Aに布団をかける

貴｢……んふふ……｣

すると布団に顔を埋めてふんわりと笑う


『はぁぁぁぁ……』

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