京都府警のお人形警部【名探偵コナン】

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コナン side



『ねぇねぇ！桜木警部！』

貴｢何？｣

『桜木警部って京都育ちじゃないの？』

貴｢あぁ……私は14から2年ほどここらに住んでたんやけどね｣

『そーなんだ！』

上｢桜木さん、他に犯人の心当たりはありませんか？｣

貴｢……｣

桜木警部は少し考える素振りを見せたあと

貴｢柚ちゃんのお兄さん……｣

大｢柚って下野柚だよな｣

貴｢えぇ。柚ちゃんのお兄さんもここらに住んどるはずです｣

14年前自さつした下野柚の兄か……

大｢上原、行くぞ｣

上｢はい！｣


大和警部と上原刑事が再びいなくなる

毛｢……その、下野柚さんはなぜ自さつを？｣

おっちゃん……それ聞くかよ……
いや、でも事件に関係あるかもしれねぇし……

貴｢柚ちゃん、最初に殺された齋藤くんのこと好きやったんですよ｣

蘭｢齋藤さんのことを……｣

貴｢柚ちゃん告白する言うて張り切ってはったんやけど……その日の夜自さつしてしまって｣

『振られちゃったのかな……』

振られたショックで……みたいなやつか？

貴｢それが齋藤くん、柚ちゃんに告白されてへんかったんです｣

園｢え！？｣

貴｢私と柚ちゃんは中学校は違ったんやけど、塾では1番仲良うしとったんです。告白する日も前日の夜に明日の放課後告白するって教えてくれて……｣

諸｢その後何があったかは分からないということですか｣

告白できなかったのか、しなかったのか……


毛｢そうか……なぁ、この画用紙の意味は分かったのか？｣

諸｢いえ｣

現場に残された2枚の画用紙……
これになんの意味があるんだ……？

諸｢ふたつの現場に残されていたところ、わざわざ飛ばないように石を上に置かれていたところから見ると犯人が置いたと思われるのですが｣


なんなんだ……？

貴｢私、どうしても外せへん用事があるんで失礼しますね｣

『え……？』


桜木警部は携帯を見たあと部屋から出ていく


園｢桜木警部、ずっと無表情だったよね……｣

蘭｢なんでも、お人形警部っていうのはあの綺麗な容姿といつも無表情な所から名付けられたらしいよ？｣

蘭たちが話しているのをよそに諸伏警部は顎に手を当てて考えている

そして、桜木警部がいなくなって20分程だった時
諸伏警部の携帯に電話がかかってきた

諸｢……はい。……なるほど。わかりましたそちらに向かいます｣

電話を切ったのを確認して声をかける

『どうしたの？』

諸｢勘助君から連絡です。3人目の被害者が発見されました。……隣には画用紙付きで｣

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