依々恋々 (ページ22)

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イザナ｢何してる鶴蝶、早くとどめを刺せ！」

武道｢カクちゃんじゃオレには勝てねぇよ｣

イザナ｢､､､は？｣

武道｢目ぇ見りゃわかる
負けらんねぇって覚悟がねぇ」

すると

稀咲｢どけ、鶴蝶｣

稀咲が動き出した

稀咲｢じゃあテメェにはあんのか？たけみっち
その｢死んでも負けらんねぇって覚悟｣がよぉ！」

稀咲は銃を取り出して花垣武道に向けた

鶴蝶｢オイ！何だよそれ､､､ガキの喧嘩だろ！？」

私はバッとイザナを見る

けどイザナは笑ってるだけだった

知ってたのか、銃を持ってるって

武道｢稀咲、お前何にびびってんだよ？」

ﾄﾞﾝｯ!

銃声が夜の街に響いた

が、その銃弾は地面に向いていた

武道｢どうしたよ？稀咲
足撃ったってオレは死なねぇぞ｣

少し花垣武道は考えるように黙っていた

その目には見えない何かを見ていた

武道｢オレはマイキー君みたいなカリスマもねぇ
ナオトみてぇに賢くもねぇし
ココ君みたいに器用でもない
ムーチョ君みてぇに体もでかくねぇし
ドラケン君みてぇに喧嘩も強くねぇ
だからオレにできる事は一つ！！

諦めねぇ！死んでも諦めねぇことだ！！｣

稀咲はまた花垣武道に向かって銃口を向けた

武道｢簡単だろ？エマちゃんを殺したように｣

稀咲は銃をまた下ろした

今度は素手で花垣武道を殴った

流石に彼も限界なのか立ち上がれずにいた

けど、仲間が支えて立ち上がった