* ページ6
*
人通りの少ない住宅街に来た。
阿部「こっちです(笑)」
彼の案内でたどり着いたのは、レトロ感のある木造二階建ての小さなお家だった。
『ここは…?』
阿部「古民家カフェっていうのかな。知り合いがやっているお店で、休日はよくここで過ごすんです(笑)」
扉を開けると、コーヒーのいい香りが漂っていた。
中はとても綺麗で、ガラス製の間接照明が暖かい光で店内のムードを出している。
『こんな素敵なお店があったなんて…』
阿部「僕の隠れ家なんです(笑)」
店主「いらっしゃいませ」
カウンターにいる男性がこちらを見て言う。
黒髪で色白、上品で落ち着いた雰囲気の人だ。
阿部「やぁ、来たよ(笑)」
『こ、こんにちは』
阿部「彼はここの
まだ若いのに、すごいなぁ。
店主「珍しいね、女の子を連れてくるなんて」
阿部「Aさん。僕の友達(笑)」
『とっ…!?』
友達…!?
阿部「すみません、馴れ馴れしかったですか?」
私は首をぶんぶん振る。
『うう嬉しいです!とても!』
阿部「よかった。どうぞ、座って(笑)」
テーブル席に着く。
阿部「ここはすごく落ち着くんだ。ここに来て本を読んだり、勉強したり、店主と話したりしてゆっくり時間がすぎていく感覚が好き」
『わかります(笑)』
店内を流れる穏やかなジャズが心地良い。
店主「ご注文は?」
『えっと…』
阿部「ここのおすすめは、コーヒーとフレンチトーストのセット(笑)」
『じゃあ、それにします(笑)』
店主「かしこまりました」
*
1097人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ayane | 作成日時:2021年9月24日 13時