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*
渡辺さんが私を見る。
渡辺「…何?」
『…渡辺さんに失礼なことを言ってしまい、申し訳ございませんでした!』
深澤「まぁ、彼女も反省してるだろうから許してやってよ(笑)」
『…』
私はゆっくりと頭を上げ、彼を見る。
渡辺「いや、マジで怒ってたわけじゃねーし。もういいよ」
『本当、ですか…?』
渡辺「でも、」
彼は私との距離を詰める。
渡辺「今度、覚えてろよ」
『は、はい…;』
やっぱり根に持ってる…;
渡辺「よし」
彼はそう言うと、仕事に戻った。
深澤「これで解決!(笑)」
オフィスを出ていく深澤さんを私は追いかける。
『深澤さん!』
深澤「ん?どしたの?」
『えっと…ありがとうございました』
深澤「別に俺は何もしてないよ。あとさ、翔太ああ見えていいやつだから、勘違いしないでやって(笑)」
私が頷くと、彼はスマホを取り出した。
深澤「ああそうだ、連絡先教えて(笑)」
『あっ、はい』
連絡先を交換する。
深澤「ん、ありがと。困ったことがあったらなんでも相談してよ(笑)」
『ありがとうございます』
彼はニコッと微笑み、手をひらひらと振って歩いていった。
『不思議な人…』
彼は何を考えていて、どんな人なのか──────────
私はとても興味がある。
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作者名:ayane | 作成日時:2021年8月19日 9時