君と私とチョコレート。

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深澤「アホかお前」


会社で昼休憩中、同僚の深澤辰哉が俺に言う。


深澤「そんなノリで同棲はじめるなんて聞いたことねーぞ」


岩本「同棲じゃねーよ、同居。ルームシェア」


深澤「男と女が一つ屋根の下にいるんだから一緒だろ」


岩本「お互いに恋愛感情はないし、俺は友達として一緒に住まないか提案しただけだ」


深澤「それにしてもだろ。その子もよく照と一緒に住む気になったな」


岩本「俺もまさか二つ返事で決まるとは思わなかった」


深澤「こんな筋肉マンと一緒なんて普通怖がるもんだろ」


彼女は俺を怖がったことはない。


出会ってから、一度も。


深澤「まさかもう手出したとか？」


岩本「お前と一緒にすんな」


深澤「どういう意味だよ」


女性社員「深澤先ぱ〜い」


女性社員「ランチ一緒に行きませんか〜？(笑)」


複数の女性社員が彼を取り囲む。


深澤「ごめんごめん、もう食べちゃったんだ。また今度(笑)」


彼女たちは残念そうに離れていく。


岩本「それだろ」


深澤「お前ねー、女の子と関わるって大事なことだぞ」


こいつはなぜかモテていて、いつも女の子と話している。


深澤「そうだ、今度お前ん家行くわ。その子に会わせろよ(笑)」


岩本「無理」


深澤「なんでだよ〜会ってみたいじゃん」


岩本「絶対に会わせない」


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