憧れの人 ページ6
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翌日、私は会社で同僚と話していた。
同僚「家を出た!?こんな時期に!?」
『うん』
同僚「叔父さんたちは許してくれたの?」
『いきなりだったから驚いてたけど、私もいい歳だしってことで(笑)』
同僚「にしても心配だと思うよ」
『連絡はとってるから(笑)』
阿部「Aちゃん、」
私の名前を呼ぶのは、先輩の阿部さん。
知的で、かっこよくて、やさしくて…
私の憧れの人。
阿部「聞いたよ。家を出るって」
『あ、はい』
阿部「1人じゃ大変じゃない?俺、手伝うよ」
『あ…大丈夫です。もう荷物は運び終わってるんです。それに、そんなこと阿部さんにさせるわけには…』
阿部「そっか、わかった。何か困ったことがあったらなんでも言ってね(笑)」
『ありがとうございます(笑)』
彼は自分のデスクへと戻っていく。
同僚「阿部さんってAにはすごく親切にするよね」
『そうかな?阿部さんはみんなに親切だよ』
同僚「そうかなぁ」
『ほら、この前はあなたが飲み会で気分が悪くなったときに介抱してくれたのは阿部さんだったでしょ』
同僚「そうね、あのときは助けられた」
彼、阿部亮平はそういう人だ。
たとえ彼に恋人がいたとしても、それが自分に対してじゃなくても…
私は彼のそういう面を見るのが好きだ。
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ayane(プロフ) - のびさん» ありがとうございます!のびさんのお気持ちが少しでも和らいだと聞いて、とても嬉しいです(笑)更新頑張ります!のびさんも体調に気をつけてくださいね! (2020年12月24日 8時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
のび(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。ayaneさんの御心遣いに落ち込んでいた気持ちが少し和らぎました(*´˘`*)彼らを待っている間のキュン補給で毎日読ませていただきますね!体調に気をつけて更新頑張って下さい♪ (2020年12月23日 19時) (レス) id: f577811a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayane | 作成日時:2020年12月16日 9時