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叔父「本当に行くのか」
『はい』
寸前までひきとめてくれたが、私の決意は固かった。
叔母「A、戻りたくなったらいつでも帰ってくるのよ」
『ありがとうございます(笑)』
いとこは私の顔を見ると泣いてしまうからと言って部屋から出てこなかった。
夫婦は心配しながら寂しそうに微笑んで、私を見送った。
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『えーっと…』
岩本さんとの待ち合わせ場所に向かう。
『あ、いた』
彼はすでに待ってくれていた。
岩本「荷物これだけ?」
『はい、とりあえずは。また必要であれば取りに戻ろうかと』
岩本「そうか」
彼は私のキャリーバッグを持つ。
『あ、いいですよそんな。自分で持ちます』
岩本「これくらいなんてことない」
『でも…』
岩本「いいから」
『…すみません』
彼の家に向かう。
『あの…本当にいいんですか?』
岩本「1人くらい増えても余裕はある。それにダメならはじめから言わない」
『それはそうなんですけど…』
岩本「そっちこそどうなの?男と一緒に住むって親に言ったの?」
『…親はいません。叔父夫婦に育てられたので』
彼は一瞬だけ、私を見た。
岩本「…悪い、」
『いえ、そういえば岩本さんに話してませんでしたね』
岩本「お互いのプライベートな話は今までしてこなかったからな」
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ayane(プロフ) - のびさん» ありがとうございます!のびさんのお気持ちが少しでも和らいだと聞いて、とても嬉しいです(笑)更新頑張ります!のびさんも体調に気をつけてくださいね! (2020年12月24日 8時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
のび(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。ayaneさんの御心遣いに落ち込んでいた気持ちが少し和らぎました(*´˘`*)彼らを待っている間のキュン補給で毎日読ませていただきますね!体調に気をつけて更新頑張って下さい♪ (2020年12月23日 19時) (レス) id: f577811a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayane | 作成日時:2020年12月16日 9時