となりの翔太くん。 (ページ4)

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翌朝。

私はいつものように起きて準備をして、家を出た。

電車に乗り、会社に向かう。

会社に着き、自分のデスクにカバンを置き、椅子に座る。

昨日のことがまだ信じられない。

本当に、となりに翔太くんが引っ越してきたんだよね…

なんだか、気が重い。

『はぁ…』

目黒「朝からため息ですか」

頭上から声が聞こえて見上げると、背の高い顔の整った人物が私を見下ろしていた。

『…目黒くん』

彼は目黒蓮。

3つ年下の後輩。

私とは別世界の人。

目黒「疲れた顔してますよ」

『大丈夫』

目黒「まぁ、無理はしないでくださいね」

『うん』

目黒「あ、今度…ご飯行きましょう」

そう耳元で囁かれた。

『え、』

見上げると、彼はシーッと人差し指を立てて、自分のデスクに座った。

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休憩中、化粧室でメイクを直していると同僚が私に言う。

同僚「目黒くんってさぁ、絶対Aに気があるよね」

『うーん…どうかな』

同僚「そうじゃなきゃ彼から話しかけにいかないって」

『でも彼、モテるじゃん。わざわざ私なんか相手にしなくたって…』

同僚「そりゃモテモテだけどさ、寄ってくる女性社員には見向きもしてないよ」

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