水ノ中デ揺レ、陸ノ上デ息ヲセヨ ページ35
電車を二本乗り換えて、歩いて約十分程度の距離に其の場所は有った。
新しく建設された水族館は、外観もかなり力を入れている。金色の絵の具で塗装された
賑やかな場所だ。こういった場所にはあまり来た事が無い為、私は少し驚いてしまう。普段は仕事で忙しく、偶の休みは布団で眠っている位しか過ごし方を知らないのだ。
「......随分と賑やかな場所なんですね」
「そうだねェ、新しく出来たばかりと云う事もあるし......賑やかな場所は嫌いかい?」
別に嫌いでは無い。唯、少し慣れていないだけだ。首を緩々と横に振り、否定をすると太宰は「楢良かった」と、安心した様に呟く。さっさと中に入ろうと思い、私は窓口にいる男性にチケットを見せた。
館内に入ると外とは一変、涼しくひんやりとした空気が身体中を包み込む。
館内は全体的に暗かったが、其れは巨大な水槽の中を泳ぐ魚を目立たせる為の工夫の一つだろう。青や黄色、様々な色の電灯が灯され、水槽の中に幻想的な空間を創り出していた。
私は魅入ってしまった。
ヨコハマにこんなに美しい場所があったなんて、今迄知らなかった。同僚の女の子が楽しげに話していた理由がよく判る。
「ふふ、気に入ったみたいだね。取り敢えず館内を回ってみようか」
「......は、はい!」
少しワクワクした。
彼との
「館内
「そうですね ＿＿＿＿ あ......」
渡された地図には、水族館内の全体図が文字や絵で分かり易く説明されていた。
何処も面白そうだと思ったが、私が其の中で一際目を惹かれたコーナーは、少し変わった所かも知れない。
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ミサぽん(プロフ) - カエデさん» コメント有難うございます！ いやいや、そんな......羨ましいだなんて、もっと上手くなりたいと思っている位ですよ、ですけど 有難うございます！嬉しいですっ (2019年7月7日 17時) (
レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
カエデ - こんにちは。読ませて頂きました。ミサぽんさんって絵がお上手なんですね！羨ましいです！ (2019年7月7日 16時) (レス) id: 611e70016f (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 夜宵 ―ﾔﾖｲ―さん» コメント有難うございます！成る可く早い内に、続編を作成します。いつも読んでくださり、感謝感激です！ (2019年6月16日 9時) (レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
夜宵 ―ﾔﾖｲ― - こんにちは。引き続き続編も楽しみにしております！笑 (2019年6月16日 9時) (レス) id: 03eb66dcd7 (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 夜宵 ―ﾔﾖｲ―さん» 初めまして！いつも！？ え、え、有難うございますっ 楽しく！？...嬉しくて涙が出てしまいます。これからも更新、頑張っていきますね！感想、有難うございます。 (2019年6月9日 22時) (レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサぽん | 作成日時：2019年5月27日 11時
