鬼遊ノ開幕と閉幕 ページ23
「ルールは簡単よ!」
此処に居る彼等は、私を含めて皆其々に事情が有る者達ばかりだ。最も、私の目的は組合の異能力を知ると云う邪な目的なのだけれど。
囚われた友人が居る訳でもないのに、この場に残るなんて違和感しかない。嘘をついた事には少々罪悪感はあったが、観察させて貰おう。
モンゴメリが私達に向かって、仲間を取り戻す為のルールを説明し始めた。
「可愛いアンと追いかけっこをして、タッチされたら皆さんの負け。捕まる前にその鍵でドアを開ければ 皆さんの勝ちよ。人質をみんなお返しするわ」
説明を終えると同時に、私達の前に現れたのは金色に輝く小さな鍵。アレを使って扉を開ける事が出来る様だ。
「それで......参加されるのは誰?」
「二人同時でも良いのか?」
参加をして、相手の異能を受けてみようかと考えていた矢先だった。谷崎と人虎の二人が参加をすると決めてしまい、私と男性は傍観者側になってしまった。
「勿論よろしくってよ、お遊戯はみんなの方が楽しいもの」
ぱあっと表情が明るくなるモンゴメリとは対照的に、人虎達は神妙な面持ちだった。
無理もないと思う、何せ彼等には二人の人質の他、何十人もの人々を救わなければならないのだ。彼等の緊張と恐怖が、此方にもビリビリと伝わってくる。
却説、どれ程の実力を持っているのかお手並み拝見といこうじゃないか。
私は数歩下がり、成る可く二人の邪魔にならない場所で、ひっそりと息を潜める。
「一応お断りしておきますけど、部屋の中では暴力は禁止よ。この部屋の中にあるものは 傷つけたり、壊したりできないようになってますから＿＿___準備はよろしくて?」
「ああ」
谷崎が鍵を取り、頷いた瞬間だった。
「.........!!」
「ひとりめ 捕まえた☆」
一瞬のうちに、一人捕まった。
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ミサぽん(プロフ) - カエデさん» コメント有難うございます！ いやいや、そんな......羨ましいだなんて、もっと上手くなりたいと思っている位ですよ、ですけど 有難うございます！嬉しいですっ (2019年7月7日 17時) (
レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
カエデ - こんにちは。読ませて頂きました。ミサぽんさんって絵がお上手なんですね！羨ましいです！ (2019年7月7日 16時) (レス) id: 611e70016f (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 夜宵 ―ﾔﾖｲ―さん» コメント有難うございます！成る可く早い内に、続編を作成します。いつも読んでくださり、感謝感激です！ (2019年6月16日 9時) (レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
夜宵 ―ﾔﾖｲ― - こんにちは。引き続き続編も楽しみにしております！笑 (2019年6月16日 9時) (レス) id: 03eb66dcd7 (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 夜宵 ―ﾔﾖｲ―さん» 初めまして！いつも！？ え、え、有難うございますっ 楽しく！？...嬉しくて涙が出てしまいます。これからも更新、頑張っていきますね！感想、有難うございます。 (2019年6月9日 22時) (レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサぽん | 作成日時：2019年5月27日 11時
