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甘イ物ヲ頂戴 ページ7

太宰 Aは、確かに太宰 治の妻だ。
然し、それは彼女の表向きの顔に過ぎない。彼女の裏の顔、それは異能特務課のエージェントだという事だ。


「まあ、君の其の様子だと私の予想は中っているみたいだけどね」

「......相手が坂口さんなら、一体何だと言うんです」


認めた。科白(セリフ)だけだと、認めたようには思えないが彼女は連絡の相手が坂口と、確かに認めたのである。
彼女が太宰を監視する事になったのは、今から一年前の事だ。欧州でも発見されていない、触れた相手の異能を無効化させる反異能力者。そんな存在である太宰の力を、政府は掌握したいと思っている模様。
だから、彼女が送り込まれたのだ。


「懲りないよねぇ、特務課も。君を送り込んだ安吾が何を考えているのか......私には目的がさっぱり分からないよ」


やれやれと言う様に肩を竦める太宰だが、彼は中々の切れ者だ。一見、飄々としていて隙だらけの様に見えても、実は全く隙が無い。油断をしていたら、何時の間にか此方がやられてしまう。彼はそんな危険な男だ。

Aは琥珀色の瞳で、チラッと彼の方を見る。分からないのは此方の方だ。相手の考えが読める異能があったなら、目の前いる彼の考え等__否、それは無理な話だ。彼女は直ぐに今の考えを打ち消す。どんなに強い異能を所持していても、彼には勝てない。
触れられたら、無効化をされてしまう。

楢ば如何やって、彼を政府の側に堕とす?
グルグルとそんな事を考えいた時だ。


「Aちゃん」


不意に名前を呼ばれたと思い、声のする方に顔を向ける。すると、彼女の目の前にあったのは、標的である太宰の整った顔だった。

重ネル其レハ偽リデ→←標的ト監視役



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設定タグ:太宰治 , 文豪ストレイドッグス , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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ミサぽん(プロフ) - カエデさん» コメント有難うございます! いやいや、そんな......羨ましいだなんて、もっと上手くなりたいと思っている位ですよ、ですけど 有難うございます!嬉しいですっ (2019年7月7日 17時) (レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
カエデ - こんにちは。読ませて頂きました。ミサぽんさんって絵がお上手なんですね!羨ましいです! (2019年7月7日 16時) (レス) id: 611e70016f (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 夜宵 ―ヤヨイ―さん» コメント有難うございます!成る可く早い内に、続編を作成します。いつも読んでくださり、感謝感激です! (2019年6月16日 9時) (レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
夜宵 ―ヤヨイ― - こんにちは。引き続き続編も楽しみにしております!笑 (2019年6月16日 9時) (レス) id: 03eb66dcd7 (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 夜宵 ―ヤヨイ―さん» 初めまして!いつも!? え、え、有難うございますっ 楽しく!?...嬉しくて涙が出てしまいます。これからも更新、頑張っていきますね!感想、有難うございます。 (2019年6月9日 22時) (レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミサぽん | 作成日時:2019年5月27日 11時

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